いまだに謎の多い17世紀の天才画家フェルメールの代表作であり誰でも一度は目にしたこともあると思われる「真珠の首飾りの少女」(通称「青いターバンの少女」)。彼とその作品のモデルとなった使用人グレースの知られざる官能の愛を描いた『真珠の首飾りの少女』が4月10日よりいよいよ公開となる。“真珠”にまつわる人物でありこの作品に深く感銘をうけたのは、故スカルノ元インドネシア大統領の夫人であったごぞんじデビ夫人。彼女もスカルノ大統領に初めてもらった宝石が真珠であったこと、そして宝石の中でも真珠は特別なものと語るデビはなんと真珠のジュエリーのプロデュースも手掛けたという。

そんなデビ夫人は作品について、「映画の中のワンシーンワンシーンがまるで絵画のように美しかったです。」と絶賛。ソフィア・コッポラ監督『ロスト・イン・トランスレーション』の主演やこの作品でがぜん評価が高まりつつある主演のスカーレット・ヨハンソン演じる使用人のグレースとイギリスのセックスシンボルとも名高いコリン・ファース演じるフェルメールの二人の内に秘めた官能についても、「今の人はすぐeメールで知り合ったり電話でなんでも話したりできるけど、そうじゃないグレースとフェルメールのような純愛が忘れられてる。」と語った。

「彼女のつけている真珠は、当時はフェイクなんてないでしょうから大きさからすると相当な価値のあるものだったのでは?」なんて本物のセレブであったデビ夫人ならではの意見も飛び出した。

☆『真珠の首飾りの少女』は4月10日よりシネスイッチ銀座、シネリーブル池袋、関内MGAほか全国順次ロードショー

□作品紹介
真珠の耳飾りの少女