「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアラルゴン役で世界的な人気者となったヴィゴ・モーテンセンが“孤高のカウボーイ”として砂漠での壮絶なサバイバルレースに挑戦する主人公として主演している『オーシャン・オブ・ファイヤー』がいよいよ公開される。PRのため来日したヴィゴは1月に『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でも来日したばかり、再び舞い戻った日本の感想は「この前の来日は、他のキャストのメンバーも一緒だったけど今回は一人なので少し心細いかな。」。今回ヴィゴが一番の苦楽を共にしたのはヒダルゴという“奇蹟の野生馬”。彼を相棒に、呪われた砂漠を舞台に3000マイルのサバイバルレースが繰り広げられる。監督は『ジェラシック・パーク3』や『ジュマンジ』のジョー・ジョンストン。

一番大変だったのは?という質問に、「やっばり砂嵐。砂漠という自然の中での撮影は、人間も大変だけど馬もきっと大変だったんだと思う。すぐれた俳優は人も馬も同じルールをもっていると思います。いいものを作るためには、馬に要求するんじゃなくてお願いするんです。そうして得た馬の演技は予想以上に素晴らしいものになりました。」と語ってくれた。また、名作『アラビアのロレンス』の名俳優オマー・シャリフとの共演についても、「共演できると知ってすごくうれしかった。それに彼の出演によってこの作品は幸運のお守りを手に入れたと思うよ。僕も彼のファンなので、単純に興奮してしまって、デビット・リーン監督はとか、ピーター・オトゥールがどうとか質問してしまったよ。」と意外にミーハーな面も披露してくれた。

そして、応援ゲストとして花束をもってかけつけたのは騎手の武幸四郎。ジョッキーとして馬と共に生活をしている武さんは「騎手の僕からみても馬との信頼関係が強いってことがすごくよく伝わってきました。馬の乗り方もすごくこなれていて、もしかしたら僕より上手いかも。「ロード・オブ・ザ・リング」では神秘的だったけど今回はすごく男っぽいですよね。実際は紳士的な方でした。大ファンです!」とコメント。そんな武さんに対しヴィゴは、自分で撮った馬の写真集をプレゼント(俳優のほかに画家、ミュージシャン、写真家としても活動している。)!これには武さんもびっくりでした。
(綿野かおり)

☆『オーシャン・オブ・ファイヤー』は4月17日より丸の内ルーブルほか全国ロードショー!