仁侠映画など数々の男気溢れる作品ばかりを上映し、多くの人に思い出を残しつつ昨年閉館したあのションベン臭い新宿昭和館の跡地に、3月6日新劇場K’s cinemaが誕生する。一階に洋服屋、各階に飲食店などのテナントが入るおしゃれなビルである。新しい新宿のカルチャースポットとなるのであろうか?
そのK’s cinemaのこけら落としの作品に選ばれたのは、ヨーロッパ初のフルCGアニメである『ケイナ』だ。謎めいたストーリーと独自のキャラクターが世界のクリエイターたちから注目をあつめるスーパー・ヒロイック・ファンタジーであり、4月にはプレイステーション2によるゲームソフトの発売も決定している。

その『ケイナ』のお祝にかけつけたのは、なんと俳優の田中健さん。ケーナ奏者でもある田中さんは、この作品の存在に感銘を受け「ケーナとケイナ」という不思議な言葉のつながりにも共感しているという。田中さんをして『ケイナ』の魅力とは?

田中「『ケイナ』は2回みましたよ。一回じゃなく何度みて楽しいしよく作品を理解できるよ。魅力はなんといっても主人公・ケイナだね。セクシーでチャーミングでそして強くて、かわいいんだよね!役者としてCGでここまで魅力的なキャラクターには嫉妬してしまいますよ。」

と大絶賛でした。そしてなんと持参していたケーナで「コンドルは飛んでゆく」のほかに、『ケイナ』の主題歌も演奏してくれた。まだ真新しい劇場を前に、「こじんまりしていて家にいるみたいな感覚で映画が見れそう。」語った。前身ともいえる昭和館のオープンの昭和23年に、田中健さんは生まれ、そしてこの新劇場K’s cinemaのオープンとなる3月6日は、健さんの誕生日でもあるという。そしてケーナと『ケイナ』。この不思議なつながりには会場みんなが驚かされてしまったのであった。
(綿野かおり)

☆K’s cinemaオープンの3月6日より『ケイナ』公開!全国順次ロードショー!(ギャガ・コミュニケーションズ配給)