井上三太原作のコミック『隣人13号』が映画化が決定し、クランクインした。主演は、歌舞伎俳優の中村獅童と小栗旬。小栗が普段の内気な性格の持ち主「十三」を演じ、中村が後天的に生まれた凶暴な性格の「13号」を演じる。公開は、来春。

Q,獅童さん、役柄の説明をお願いします。
中村:とてもヒドイ役で、、、。監督にだまされて出演したような気分ですよ。13号は、「してはいけないこと」を全てやってしまうような人間なんですよ。人を殺す事を何とも思っていない。僕、好感度青年って言われてるから、出来ればこの映画は劇場で見ないで欲しいなっと思っちゃうくらいショッキングな作品ですよ(笑)凝ったメイクをするんですが、とても子供が近寄ってくれないような凄いメイクですよ。

Q,小栗さんは獅童さんと同じ高校の出身だったそうですね?
小栗:「僕はこんな学校行ってたんですよ」って獅童さんに話していたら、「あの先生知ってる?」って聞かれて。この撮影中に初めて知ったんです。

Q,じゃあ校内で会ったこともあるかもしれないですね?
獅童:年齢離れすぎてますから、あり得ないですよー。僕今年32になるんですから。おっと、そんな事言わせるんじゃないよ(笑)。

Q,小栗さんは井上三太さんの漫画の大ファンだったそうですね?
小栗:はい、中学の後半から高校生の頃に読み始めて大ファンです。だから今回の出演が決まって本当に嬉しかったです。

Q,吉村由美さんは今回が映画初出演ですね?
吉村:簡単に言えば子持ちの主婦役。ごくごく普通の女の子ですよ。私以外に現場に女の子がいなかったから皆にとてもかわいがってもらえてすごく快適です(笑)。

Q,新井さんの役はどんなキャラクターですか?
新井:暴走族でいじめっこ、でも家族愛はめちゃくちゃ強い奴です。吉村さんとの共演はすごく素敵でしたよ。吉村さんって味噌汁を作るのが上手らしいんです。今度作って下さいね。

獅童:僕にも作ってね。

Q,では最後に一般の方へのメッセージをお願いします。

中村:映画館の大スクリーンで見てほしいですね。何を感じてほしいというよりもとにかくこの作品を観ていただきたい。とにかく観ていただいて一人でも多くの人に観てほしいです。

小栗:僕自身が一番この漫画を読む世代なので同世代の人に観てほしいですけど。この作品のおもしろい所は、見る人によって「主役がだれなのか」という受け取り方が違ってくるんです。赤井だったり、のぞみだったり、13号だったり、十三(じゅうぞう)だったり
この映画のおもしろさだと思います。

吉村:結構あのー残虐なシーンとかあったり、いろんな人間模様が見れる作品だと思うので色々な世代の人に見てほしいです。

新井:俺は映画はこの作品に限らず娯楽だと思っていますので、どんどん見て思った事を言い合ってほしいです。是非映画館に足を運んでくれればうれしいと思います。

井上監督:僕もですね、他のキャストと一緒で、自分ひとりひとりで感じていただきたいと思います。一番それがうれしいなと思います。映画館でお金を払って観ていただければ
OKです。

□作品紹介
隣人13号