映画「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の公開記念イベントが10日、東京・HMV渋谷で行われた。
主演の吉岡美穂と金子昇がゴジラとメカゴジラを引き連れ渋谷センター街を練り歩き、ゴジラは放射熱線ならぬ炭酸ガスを吐き、大勢の見物人を驚かせた。
HMV渋谷6Fで行われたトークイベントでは、『モスラ』(1961)で中條信一役を演じた小泉博さんも駆けつけた。
金子昇さん「完成した映画を観たとき、タイトルを見た瞬間に泣いてしまった、小泉さんのように、40、50年後にまた同じ役でゴジラ映画に出演したい」
小泉博さん(本作は120本目の映画出演作品となった)「43年経って、『モスラ』(1961)の時と同じ中條信一役のオファーがきてびっくりした。小美人の撮影方法は40数年前と変わらない。合成技術、特撮技術をこれからも伝えていっていただきたい」
手塚昌明監督「今回のモスラは、一昨年のモスラではなく、どうしても1961年のモスラを再現したかった。最初から、『モスラ』(1961)の時の中條博士を出す予定だった。小泉さんに出演を断られたら特殊メークをして誰かをたてる予定だった。吉岡さんはCMしか見たことがなかったが、昨年から吉岡さんに決めていた。」
富山省吾プロデューサー「ザ・ピーナッツに出演交渉した。ただ最初から無理とわかっていたので、昔の写真などの出演を希望した。今年でゴジラ生誕49年だが、怪獣特撮映画の区切りがつけられた。大晦日のK1の三つ巴より、ゴジラ×モスラ×メカゴジラのほうがすごいと思います。」

公開は、2003年12月13日より東宝邦画系にてロードショー公開される。
(同時上映:劇場版とっとこハム太郎3)

□作品紹介
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS