映画を愛して30年、岩波ホールで記念作『美しい夏キリシマ 』初日舞台挨拶
映画監督・黒木和雄は、故郷えびのを舞台に、「逃れられない記憶」を元に映画を完成、戦争時代を背景に生と死の物語を生々しく描く『美しい夏キリシマ 』が初日舞台挨拶を行った。
舞台には、映画を愛して30年、岩波ホールで記念作となった本作を迎えて高野悦子岩波ホール総支配人からの挨拶、監督の黒木和雄さん、倉貫匡弘さん、小田エリカさん、左時枝さん、原田芳雄さん、柄本佑さん、脚本の松田正隆さん、プロデューサーの仙頭武則さんらが参加した。
黒木和雄さんは、海外ではトリュフォーなどが自分の幼少の頃を舞台に自伝的な映画を撮っているが日本では、なかなか恥ずかしくって映画化する人はすくないが、そんな自分もその一人だったそうです。
黒木監督は「そんな人に話したくないような少年時代の話、生涯映画にしたくないと思っていたのですが、プロデューサーの後押しで映画化できました。」
すでに、本作は今年の第16回東京国際映画祭・NCFメディア・セレクション2003出品作品として上映されており、高い評価を得ている。
(Yasuhiro Togawa)
□作品紹介
美しいキリシマ