TOKYO FILMeX 2003:最優秀作品賞は『香火』に!
11月22日より11月30日まで有楽町朝日ホールをメイン会場に開催中の第4回東京フィルメックス。アジアの新鋭監督9人の作品を対象にした、東京フィルメックスコンペティションの受賞作が本日決定。記者会見が開催された。受賞結果は以下のとおり。
東京フィルメックス・コンペティション 受賞結果
最優秀作品賞“コダック VISION アワード”『香火』監督:ニン・ハオ
受賞理由——変貌を遂げる中国の複雑な姿を、明瞭かつ感傷的にならずに描いている。世俗的な世界と神聖な世界の間でとらわれた僧侶のコミカルな描写が秀逸である。
ニン・ハオ監督——皆さんありがとうございました。あまりにも意外な結果に驚いております。ここであらためて審査員の皆さんと、こういった機会を与え支えてくれた友達たちに感謝を述べたいと思います。
審査員特別賞『Joy of Madness(原題)』監督:ハナ・マフマルバフ
受賞理由——姉の映画に関するドキュメンタリーの手法を用いて、ハナ・マフマルバフは今日のアフガニスタンを映画製作クルーと現地の人々との交流を通じて内面から優れた洞察力で描き出した
なお、各章の授賞式は本日午後6時からのクロージング上映前に開催される。
(宮田晴夫)
□公式頁
第4回東京フィルメックス
□作品紹介
香火
Joy of Madness(原題)