30年前の1972年6月に『週刊少年マガジン』に連携されると共に、同年7月からNET、テレビ、現テレビ朝日にてアニメーションが放映された永井豪の『デビルマン』。斬新なデザインと衝撃なストーリーに、実写では実現不可能と言われてきたこの『デビルマン』が、東映と東映アニメーションの初のコラボレーション「Tビジュアル」第一弾のスーパーエンターテインメント映画として遂にスクリーンに登場します!!
今回は製作発表として、スタッフのVFXプロデューサー・特撮研究所の佛田洋さん、CGプロデューサーを務める永見武志さん、CGスーパーバイザーの野口光一さん、アクションコーディネーターの野口彰宏さんの斬新な映像を目指すTビジュアル活動の説明。そして原作者永井豪さん・監督那須博之さん・豪華キャスト;哀しきヒーロー・デビルマン、不動明役の伊?央登(ひさと)さん、そして人類の滅亡を企むサタンに変身する飛鳥了役の伊?右典(ゆうすけ)さん、明のクラスメイト・牧村美樹役の酒井彩名、彼女の両親役の宇崎竜童、阿木燿子、美しきデーモン・シレーヌ役冨永愛の舞台挨拶が行われました。

永井豪「まさか実写化、現実化されるとは思いませんでした!映画版の新しい『デビルマン』ができると思います。マンガのメッセージ・テーマはシナリオに活かされていると思いました。すごく楽しみにしております。」

伊崎央登(弟)「筋トレ僕自身は俳優が始めてなのでまさかこんなに大きな映画の主演をいただけるなんて思いませんでした。1年間のスタッフの方々とのトレーニングの成果が発揮できるよう一生懸命頑張りたいと思います。」
伊崎右典(兄)「これほど大きな映画に出るのは初めてなのですごく緊張していて少し不安でいっぱいです。自分の持っている精一杯の力で演じれたらなぁと思っています。」
酒井彩名「『デビルマン』にでたかったです。原作を読んですごく面白くて、思わず本屋で全部買ってしまいました。すごく難しい役なので皆さんの期待に応えられるよう頑張りたいと思います。」
宇崎竜童「ファッショナブルな父親ということでお引き受けしましたが、実際は・・・?!今回初の夫婦共演で、夫婦手をとってデーモン等と戦いたいと思います。」
阿木燿子「今回は暖かくて何かこう日本のお母さんみたに演じられたらいいなと思いました。今日来て見て、なんか大変なことになったなと思いました!笑」
冨永愛「映画は初出演なんですけど、すごくわくわくして同時にすごく緊張しています。これはあたしにぴったりの役だなと思いました。頑張ってデーモンになりきりたいと思います。プライドが高く負けず嫌い、けど愛を大切にする?ところが私に似ているなと思いました。笑」

那須博之「深くて大きい罪と罰、カルチャー、環境、地球と全てのテーマをかけています。欲張った原作を欲張った形で演出していきたい。俳優も皆さんも全く新人、あるいは俳優をメインにしていない人を選びました。喜怒哀楽や動き、芝居のテンションにもこだわって、CGアニメーションを駆使してアニメらしい動き、アニメチックなとんがっている動きを表現していきたいと考えています。今一番問題になっている人間、混沌、カオス、秩序を含め、映像と効果音を含めた大きなチャレンジ、斬新なエンターテインメントとしてのチャレンジを目指しています。」

言葉では表すことができないほど映像が飛び交う。近年、実写映画がアニメ手法実写では不可能最大のCG技術 最新スタンド機材 実写にて名作を生み出してきた東映と、日本のアニメ界のパイオニアである東映アニメーションが、今回始めて本格的にタッグを組むことになる。名づけて「Tビジュアル」。斬新な映像を目指して別世界へ挑む!

東映社長も「新しいものを提供していきたい!」との強い意気込みで一歩先を歩むTビジュアル第一弾として『デビルマン』に掛けています。来年2004年夏にロードショー。友情と葛藤が最大のテーマ。音の迫力とTビジュアルでこの夏あなたを異世界へ連れて行くこと間違いなし!
(幸積彩)