渋谷の街を映画で染め上げた第16回東京国際映画祭も、この作品でクロージング。お祭りの締めを飾る作品は、ピクサー&ディズニーによる最新CGファンタジー『ファインディング・ニモ』だ。舞台挨拶には、ピクサー社から製作総指揮のジョン・ラセター、監督のアンドリュー・スタントン、共同監督のリー・アンクリッチが来日し、舞台挨拶を行った。スタントン監督は「この作品は自分にとって10年来の、プライベートな作品で、こうして皆さんに観てもらえて嬉しい」と喜びのコメントの後、劇中御本人が声優を演じたカメのクラッシュの口調で「兎に角楽しんでよ!」と叫び、観客から喝采を浴びる。また、アメリカでのプレミア上映時のちょっといい話も、共感を呼んだ。
 またこの日は、本作の日本語吹替え版で、主人公のクマノミのパパ・マーリンを演じた木梨憲武と、忘れっぽいナンヨウハギのマリーンを演じた室井滋も駆けつけ、コミカルなコメントを交えながら3人のクリエイターを歓迎した。
 なお、『ファインディング・ニモ』は2003年12月6日より松竹・東急系にて全国ロードショー!
(宮田晴夫)

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