『リング』をはじめ心霊ホラー・ブームを築いた角川映画が、新生・角川大映映画として世に問う新作ホラー『着信アリ』。携帯電話に残った3日後からの着信記録と謎のメッセージが死を媒介して行くという、現代人には身近な題材で恐怖を煽る心霊ホラーに、ショッカー演出としての要素を加味したものとなっている。一般観客に対しては初のお披露目となったオーチャードホールでの11月3日上映には、監督、キャスト陣が舞台に立ち、作品の魅力をアピールした。

柴咲コウ(中村由美役)——今日の『着信アリ』という映画は、三池監督の愛がとても詰まった、素晴らしい作品になったと自負しております。是非、楽しんでご覧になってください。

堤真一(山下弘役)——ホラーなんですけど、コウちゃんが言ってたように監督の愛がつまった作品です。自分の作品の試写にはあまり行かない方ですが、今回は試写を見に行き本当に怖かった。でも、怖いだけでは終わらない素敵な映画です。

吹石一恵(小西なつみ役)——この映画はジャンルで言うとホラーになるらしいのですが、現場はすごく楽しかったです。皆さん、いっぱい鳥肌を立てて帰ってください。

秋元康(企画・原作)——企画・原作などアイデアは、原作者の手を離れて一人歩きする子供のようなもの。親離れしたものがどう育つかは判らないものですが、今回は出演者の皆さん、三池監督、そして各スタッフによって素晴らしく育ったと思います。三池監督は単なるホラーではなく、ホラーラブストーリーというジャンルを確立したと思いますので、怖がりながら本当の愛を見ていただきたいと思います。

三池崇史(監督)——ようこそいらっしゃいまして、ありがとうございます。私事で恐縮ですが、夕べ遠藤憲一と朝まで呑んでいたので、ちょっと俺は元気が無いですが(笑)、その分映画はすごくパワフルなんで思いっきり怖がって見てください。それと私事で恐縮ですが、そろそろヒット作無いとやばいんで、宜しくお願いします(笑)。

 なお、『着信アリ』は2004年1月17日より東宝洋画系にてロードショー公開!
(宮田晴夫)

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