ダンスシーンが愛好家にも話題となっている映画『福耳』が、今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でのお披露目に続き、9月13日(土)より有楽町スバル座で公開された。
公開に先駆けて日比谷の東宝ダンスホールで、出演俳優・監督が一同に介し会見が行われた。
映画の中のダンスシーンは、宮藤官九郎が演じる若者に取り憑いたお年寄り(田中邦衛)が、マドンナ(司葉子)をダンスに誘うシーンが、生前果たせなかった夢の一つである愛の告白になっている。名曲「ムーンライト・セレナーデ」に宮藤官九郎と司葉子、田中邦衛と司葉子がダンスを踊るのである。

監督の瀧川治水さんが本作が映画デビュー作、しかしテレビ版「リング」や「アナザヘヴン eclipse」 などホラー、ファンタジー作品では定評のある実力派、会見では大きな耳のおもちゃを持参し、出演の高野志穂さんは、「監督はとても暖かくて楽しい撮影でした」と語っており、撮影現場の暖かさがスクリーンにも見られるようだ。

公開は、9月13日より東京・有楽町スバル座を皮切りに全国順次公開される。

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3696