『座頭市』ジャパンプレミア、出演者総出で舞台挨拶!
北野武監督が、勝新太郎の傑作『座頭市』を新たに製作する!これは映画界にとって”事件”ともいえる話題だった。製作発表からクランクイン、そしてクランクアップまで多くの映画ファンの注目を集めていた。その作品がようやく完成し、めでたく一般の観客に初披露ということになった。迫力ある殺陣のシーンはもちろん、芸人ビートたけしの顔をのぞかせるようなコントのようなシーン、世界のキタノの面目躍起ともいえる芸術的な美しいシーン、などこの映画はさまざまな魅力にあふれる新しい時代劇、新しいエンターテイメント作品に仕上がっている。「この映画は、出演者の芸を見てほしい。出演者は俳優や芸人、女形などさまざまだけど、彼らが映画の中でおのおの見せている芸を是非見てほしい。」と、昼間行われた記者会見では真面目に語ってくれた北野監督だったが、夜にひらかれたジャパンプレミアではお客さんの前ということもあって、「座頭市は強い!唯一の弱点は、女かな?」とおどけてみせた。監督ほか、浅野忠信、大楠道代、夏川結衣、ガダル・カナル・タカら出演者総出で上映前舞台挨拶を行った。
浅野「華麗な手つきでたすきがけをするシーンがありますが、あれは練習したんですよ。練習の時はうまくできても、実際にマゲを結った頭でやったらひっかかっちゃったりして苦労しました。」
大楠「ラストみんなでタップを踊るシーンはすごく頑張っちゃいました。芝居より頑張ってしまったくらい!」
夏川「北野映画がすごく好きなので出演できて本当にうれしいです。最初は手が震えていたくらいです。」
ガダル・カナル・タカ「今回ずいぶんおいしい役をもらったと思っています。助演男優賞総なめかも!浅野くんもすごいよく頑張っててかっこいいけど笑いのツボ心得てないから。やっぱ僕でしょう(笑)」
☆『座頭市』は、9月6日(土)より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー!
(綿野かおり)