『鉄人28号』が実写映画化!最新技術でどうよみがえるのか?
1956年、ロボット漫画の先駆けとして誕生し、約50年経った今でも幅広い層に愛され続けている横山光輝原作の「鉄人28号」が製作費10億円をかけ実写映画としてよみがえることになった。巨大破壊ロボット「ブラックオックス」を従え日本を破壊・転覆を企むテロリスト「ゼロ」と亡き父が遺した「鉄人28号」をリモコンであやつり、悪に立ち向かう小学生・金田正太郎の戦いを最新CG技術を駆使して描く子供から大人まで楽しめるエンターテイメント作品である。監督は「非・バランス」や「ごめん」など、揺れ動く若者の内面を描くことに定評のある富樫森。主演の金田正太郎役は8000人のオーディションの中から選ばれた13歳の少年・池松壮亮。その他の出演者に蒼井優、薬師丸ひろ子、香川照之、川原亜矢子、中澤裕子、高岡蒼祐、伊武雅刀、柄本明、中村嘉葎雄、など豪華なキャスティングが決定している。東宝スタジオで行われた製作発表記者会見では、実際にオープンセットでのリハーサルが公開された。監督の冨樫森は、「鉄人は僕のテレビの最初の記憶で思い入れも深いです。1時間40分を痛快に駆け抜ける映画にしたいと思っています。映画では正太郎の内面を描き、少年がどう大人になるかというところを撮りたいです。」と語る。巨大なロボットがスクリーンで暴れまわるというのは、多くの人々にとっての夢。その鉄人のサイズ設定はというと約20メートルになるという。キャストの衣装などから全体的にレトロ調の印象があるものの、時代設定はあくまで現代。現代の東京にどのように鉄人が暴れまわるのか楽しみである。
☆『鉄人28号』は2004年秋以降公開予定!
(綿野かおり)