生きていたころの記憶を、コンピュータの中にデジタルデータとして封じ込め、クローン人間として生きる…。究極の不老不死の技術「クローン技術」をテーマにした、アート・サイエンス・ファンタジー映画『クーロン・オブ・エイダ』。そのトークショーが、レイトショー公開初日の8月2日(土)、新宿武蔵野館で行われた。

トークショーには作品のテーマに合わせ、世界的な科学技術の進歩の観点からクローン技術や遺伝子組替え作物に賛同する、日本の非営利ボランティア団体「日本ラエリアン・ムーブメント」の前代表の永井喜三男氏ほかがゲストとして出席。

「クローンエイド社と日本ラエリアン・ムーブメントは哲学や理念が同じ別組織です。クローン技術は医療に役立てることができますし、この映画のように人間の意識をコンピューターの中に埋めこみ生活することは「究極の不老不死」で、人類の夢だと思います。私たちが唱えていることが、この映画で描かれていて面白かったです。クローン技術や遺伝子組替え食品など、科学技術は人類に平和と幸福をもたらすものだと思います。私たち人間は生体で作られたコンピューターとも言えますし、日本ラエリアン・ムーブメントでは科学技術の発展をサポートしていて、この映画はとても興味深かったです」など、映画の感想から、クローン技術や遺伝子組替え作物の意義など幅広いトークが展開。遅い時間に集まった熱心なファンも熱心に聞き入っていた。

「ショッキングだけれど、現実に未来に起こるかもしれない世界」を描いた、映画『クーロン・オブ・エイダ』は、新宿武蔵野館で連日21時10分よりレイトショー公開中。また、8月9日、16日、23日の各土曜日にも、さまざまなゲストを呼びトークショーを行う予定。

□作品紹介
クローン・オブ・エイダ