漫☆画太郎の人気漫画「地獄甲子園」を、さらにパワーアップした荒唐無稽さで映像化した映画『地獄甲子園』がいよいよ今月19日から公開される。監督はインディーズでバカ映画を撮っていた山口雄大。主演の坂口拓とは当時から2人でコントをしたりしていたツーカーの仲。先行試写会には、監督の山口雄大、坂口拓、伊藤敦史が舞台挨拶をおこなった。

山口「アニョハセ−!!昨日まで韓国のプチョン映画祭に行ってたんです。笑いというのは国によって若干センスの違いがありますが、むこうでも『地獄甲子園』大ウケしてました。ホント涙が出るほどうれしかったですね。この映画は笑ってもらうために作った映画です。大好きな漫☆画太郎先生の原作でデビューできてうれしいです。くだらないことをドタバタしているだけに終わらせず、いかに真面目にいかに真剣に取り組むかにこだわりました。くだらなさでは『少林サッカー』に勝ってます!」
坂口「僕も原作の大ファンです。大変だったのは、僕がトルネードスピンを投げるシーンで、巨大扇風機が借りれなかったので、頭上にヘリコプターを飛ばして風をおこしたんですが、アレはちょっとでも失敗してたら死んでいました。この映画はぼくらの”汗とアレ(?)の結晶”です!」
伊藤「もともとギャグ漫画ということもあって、出てくるキャラが現実にはありえない設定なので、何を手本にして演技をしていいのかわからなかったですけど、自分の中でイメージをふくらませてやらせていただきました。アクションははじめてやりましたが、何がどうなっているかわからず演技していました。出来上がりをみたら、みなさんに笑っていただけるシーンになっていて、監督すごい!と思いました。」

今年2月に行なわれたゆうばりファンタスティック映画祭で会場を爆笑の渦に巻き込み、まさかのグランプリまで獲得してしまったこの作品、炸裂するギャグワ−ルドの快進撃は止まらないでしょう。

☆『地獄甲子園』は7月19日(土)よりシネクイントにていレイトロードショー!!

◇作品紹介『地獄甲子園』

(綿野かおり)