寺山修司没後20周年に当たる年に寺山修司に厚い信頼を得ているスタッフの手により完成。
ユーロスペースにてつげ義春原作『蒸発旅日記』の初日舞台挨拶が行われた。
つげ義春原作の映画化は、竹中直人監督『無能の人』、石井輝男監督『ゲンセンカン主人』『ねじ式』などと数多く映画化され、また個性ある監督によって実現されている。
『蒸発旅日記』もまた、カンヌ国際映画祭などで話題を呼んだ映像ファンタジー『アンモナイトのささやきを聞いた』の山田勇男監督の手によって実現した。
公開初日、山田勇男監督、木村威夫美術監督、出演の銀座吟八、秋桜子、藤野羽衣子、ほか出演者多数参加された。

舞台に並びきれないほど、スタッフ・出演者が集まり舞台挨拶が行われた。
山田勇男監督「私の好きな寺山さんが私はたちは作り手として半分、後は皆さんお客様が楽しんでいただければと思います」
銀座吟八「私はこの作品で新たなものを開眼させていただきました」
秋桜子「大好きなつげ先生の作品で、山田監督の作品に参加できたことをうれしく思います」
藤野羽衣子「映画中の娘踊り子役で出演させていただきました。この作品に出演しているときは現役のストリッパーでした。少しでも情緒と恋心を感じていただければと思います。」
森崎偏陸助監督「いつも山田さんの仕事を手伝いたいと思いながらなかなか手伝うことができなく、今回ようやく手伝うことができました。映画は監督の色がしっかりと出ていますので、よろしくお願いいたします。」
木村威夫美術監督「今回、非常に好きなことをやらせていただきました。うれしかったです。」

本作は、2003年7月12日よりユーロスペースにて同時ロードショー、ほか全国30箇所以上でも順次ロードショー公開されます。

□作品紹介
蒸発旅日記