フランスのエレクトロテクノユニット・ダフトパンクのシングル『ワン・モア・タイム』のPVに日本漫画界が誇る天才・松本零士のキャラクターが登場したのは、日本の音楽シーンに限らず多くのメディアによって注目された“事件”ともいえる出来事だった。しかし、そのPVのアニメがダフトパンクの2ndアルバム「ディスカバリー」全14曲分も存在し、すべてが連続する一つの物語となっていることは我々のほとんどが知らない水面下のプロジェクトだった。それがこの『インターステラ5555』だ。舞台挨拶に現れた松本零士先生はこう述べた。

「こういう仕事をしたのは私も初めてです。ダフトパンクのお2人が私の前に素顔で来て、僕たちは5歳の時からあなたの「キャプテン・ハーロック」を観ていました。とおっしゃっていまして、私自身も5歳の時に観たアニメーションが刷り込みになってこういう仕事を選ぶことになっているのでジーンときてしまってそれで、やりましょう!ということになりました。やってみると今までどうして誰もこういうことをやらなかったんだろうと思っています。僕は音楽はクラシック派でしたがダフトパンクの音楽を聴いて、はじめてクラシック以外の音楽がこんなに心を打つものだということを知りました。新しい感覚の世界が開けましたし、彼らと仕事ができてとても幸せです。自分自身の可能性も広がりました。」

☆『インターステラ5555』は今夏、シネマライズにてレイトロードショー!
 なお、6/28(土)よりシネマライズにてサイバー・トランス・カード付き特別鑑賞券発売!

◇作品紹介『インターステラ5555』

(綿野かおり)