世界の映画史をマトリックス「以前」と「以後」に分断してしまった前作『マトリックス』に引き続き、来月いよいよ公開となる三部作の第二章『マトリックス リローデッド』。前作をはるかに超えるスケールと進化したアクションで観客の度肝をぬく仕上がりになっている。本日5月27日、六本木ヒルズにて行われた記者会見には、人類最後の都市ザイオンを滅亡の危機から守る救世主となる主人公のネオを演じるキアヌ・リーブス、予言者の言葉を信じる船長モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーン、新キャラクター・ナイオビを演じるジャダ・ピンケット・スミス、今回100人に増殖してネオに襲いかかるエージェント・スミス役のヒューゴ・ウィービング、プロデューサーのジョエル・シルバー、コンセプトデザイナーのジェフリー・ダロー、というそうそうたるメンバーが来日した。

キアヌ・リーブス「この作品がこれだけ世界的にヒットし注目されている理由は、監督であるウォシャウスキー兄弟が作り上げたヴィジョンの凄さ、心温まるもの、アクション、笑い、哲学的なテーマなど色々な要素がありエンターテイメントにも富んでいる。そして作品にあるテーマが万人に共通する普遍的なものであり、色々な切り口で楽しめる作品だからではないでしょうか。この作品と出会えたことは、アーティストとしての自分だけでなく、自分の人生に対してのギフトだと思っています。」

予告編などで話題になっている高速道路でのカーチェイスシーン(この撮影をするためにわざわざ高速道路が作られた。)で、日本刀を使ったかっこいいアクションを見せてくれたモーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンは、
「天皇になった気分だったよ。」と語ってくれました。(天皇陛下は日本刀持ってるイメージなんでしょうかね?)

キアヌ・リーブス「先入観をもたず、オープンな気持ちで見てください」
ローレンス・フィッシュバーン「オペレーターのリンクがザイオンの自分の家に帰ってきたシーンに、リンクの奥さんのお姉さん役で私の妻が出演しています。妻のシーンをよろしくお願いします!」
ジャダ・ピンケット・スミス「長い話の中の一部だ、ということを強く意識して見てくれた方が楽しいと思うわ。」
ヒューゴ・ウィービング「体験する映画という変わった構造の映画だと思います。三作揃ってで一本の作品になっています。」

プロデューサーのジョエルシルバーによると、本当は『マトリックス リローデット』と秋に公開される三部作の最後『マトリックス レボリューションズ』は同時に公開したかったそうだが、『レヴォリューションズ』の方が間に合わなく、11月5日に全世界同時公開したいそう。ただし、日本では11月ということだけは決定しているものの、11月5日に公開が決定しているわけではなく只今調整中ということになっている。『リローデッド』を見たらだれもが『レボリューションズ』の公開を一日千秋の思いで待ちわびることでしょう。楽しみですね!

☆『マトリックス リローデッド』は6月7日(土)、丸の内ルーブル、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて公開!
☆『マトリックス レボリューションズ』は11月、丸の内ルーブル、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて公開!

■作品紹介『マトリックス リローデッド』
      『マトリックス レボリューションズ』

(綿野かおり)