いよいよ東京でのロードショー公開も、残り1週間を切った『3on3 スリー・オン・スリー』。恒例、5月24日のトーク・ゲストは、3日に続いて登場の佐々木浩久監督&三輪ひとみ嬢。この日は、シックな黒のイブニング・ドレス姿で登場したひとみ嬢。その大人びた美しさに、場内のファンからのフラッシュの閃きは途切れることがない。3日に見かけた顔も多々見られる場内は、観客と舞台のゲストの間に流れる連帯感のようなものが、なんとも心地よい。もっともこの日のイベントは、この二人を愛してやまない映画ファンなら必読の『映画秘宝』スタッフが応援に駆けつけて行われた、その名も“秘宝的トーク・イベント”。そんなわけで話題の方も、必然的にディープなヤバネタも多々登場だ。
 第一弾で『ダジャレ刑事』を撮った佐々木監督と、この日ロードショー公開が始まった『サンフランシスコ刑事 Dr.ゼロを探せ!』の製作・出演をした秘宝ギャングによる、『刑事まつり』話から始まったトーク・イベント。本日のテーマは「敵と味方をはっきりさせよう!」ということで、各人の敵さんをそれぞれ発表。因みにひとみ嬢は、「敵は一人しかいないですね。やっぱ、妹でしょ(笑)」と冗談交じりに微笑む。3日のイベントでも、息のあった姉妹ぶりを発揮していたひとみ嬢・明日美嬢のこと、勿論冗談ではあるのだろうけど、確かに妹さん製作の『17才』では、一瞬の悲惨な役を演じてたりするひとみ嬢なんで、ひょっとしたら…?
 また、前回のイベントでもチラッとふれられた、佐々木監督&ひとみ嬢の新作『怪談 新耳袋』の話も、もう少し詳しく紹介された。佐々木監督曰く、「三輪ひとみ、吉行由実久々(笑)の共演作になる」とのことで、幽霊ものだがひとみ嬢のキャラクターは、初めて明るいものになるとか…。新たな顔に、ファンとしては期待だ。さらに、『怪談 新耳袋』の原作者であり、ご本人も大のひとみ嬢ファンである木原浩勝氏も花束を持って応援に。
 そして締めは、大ジャンケン大会。この日、勝者に用意されたプレゼントは、ひとみ嬢お手製のカップ・ケーキとゼリーのセット。10名様という狭き門に、和やかだった場内は殺気立ち(嘘)、熱気のこもったジャンケンが繰り広げられたのだった。
 『映画秘宝』の田野辺氏からも「楽しくって、最後は涙無くして見れない!」とお墨付きの『3on3 スリー・オン・スリー』は、テアトル池袋にて5月30日までレイトロードショー公開中!なお、最終日には超レア・アイテム一挙に大放出の“じゃんけん大会”を開催予定。何が出るかは、当日のお楽しみだが、ファンの間で熾烈な争奪戦が繰り広げられるのは必至だろう。お見逃し無く!
(宮田晴夫)

□作品紹介
3on3 スリー・オン・スリー