2人の男の無気力な生活をオフビートな笑いで描いた前作『どんてん生活』が話題となった山下敦弘監督の期待の新作『ばかのハコ船』がテアトル新宿で公開となった。公開初日には監督・出演者による舞台挨拶も行なわれた。前作『どんてん生活』に主演し巨大リーゼントの男役が評判となった日本映画界期待の俳優・山本浩司が今回も主演のボンクラ男大輔を演じる。そのボンクラの彼女を演じるのはオーディションで選ばれた新人・小寺智子。大輔の元彼女を演じる細江佑子もオーディションで選ばれている新人である。スーパーを経営する大輔の元クラスメイト尾崎役には、監督の高校時代からの友人山本剛史が独特の笑いをみせつける。

山本浩司「各キャラクターが面白いです。どこかに自分をみつけることができるでしょう。」
小寺智子「役づくりはしてません。役づくりをしなかったことが役づくりになりました。私の素の状態を観て下さい。」
細江佑子「はじめての役者ですので、なにも考えず演じています。演じた役のマドカもなにも考えてない人なのでヨカッタのかな?と今は思っています。」
山本剛史「監督とは高校時代からコントみたいなことをやっていましたので、そのままそれの延長でやっています。」

そして特別ゲストとして『あんにょんキムチ』の松江哲明監督も登場。
「ある場面にちょこっと出ています。僕の顔が目的だったそうです。自信をもって面白い作品だと思いますよ。」と大推薦!松江監督がどこにどんなキャラクターで出ているかは観てのお楽しみですね。きっと、びっくりすると思いますよ。

☆『ばかのハコ船』はテアトル新宿にて絶賛公開中!!イベント・トークショーも企画されています!

◇作品紹介『ばかのハコ船』
◇公式頁『ばかのハコ船』

(綿野かおり)