只今シネマ下北沢で上映中の10人の監督によるオムニバス映画「帰ってきた刑事まつり」。毎週水曜と金曜にはトークショーが行なわれている。4月16日のゲストは、『子連れ刑事』の安里麻里監督、宮田亜紀さん、『アトピー刑事』の井口昇監督、松本玲子さん、原達也さん、田中康治さん、とゲストも満載であれば、客席は補助席がでるほどの大盛況で、会場内の人口密度、トークの内容ともに”濃い”イベントとなった。

『子連れ刑事』の安里麻里監督は、なんと今回が初監督!
安里監督「前回の刑事まつりの時に助監督をひとり寂しくしていたら、篠崎誠さんに「次、おまえやれ!」と指命されてしまいました。電車の中で。(笑)10分撮るだけでも大変でした。」
安里監督のもと、女刑事を演じた宮田亜紀さんは、
「銃を持つのが初めてだったので、慣れるまでが大変でしたね。監督はけっこう男っぽいです。」

観客、出演者ともに人気の高い『アトピー刑事』の井口昇監督はこの話を思いついたきっかけについて、
「何がいちばん嫌な刑事かな?ということを考えて、アトピーの刑事にしました。色々怒られるんじゃないかと思って一回台本破きました。アトピーには愛着があるんです。」
松本玲子「現場での井口さんがいつも以上に変態で楽しかったです。」
田中康治「田中刑事っていうのは心のアトピーなんです。」
原達也「井口さんの映画にはほとんど出ていますが、だいたいキモい役なので今回の役もさして驚きはしませんでした。」

ですが、この原さんが愛についてアドリブで演説するシーンは。安里監督の大変お気に入りだったそうです。そして、井口監督から「アトピー部門は私が担当しますから今度競作しましょう!」なんて話にまで及んだ大盛り上がりのイベントとなりました。その様子はストリ−ミングでご覧いただけます。

★「帰ってきた刑事まつり」はシネマ下北沢にて4月18日までの公開!大阪・第七芸術劇場、名古屋シネマテークでも公開中&公開予定です!

◇公式頁「帰ってきた刑事まつり」
◇作品紹介「帰ってきた刑事まつり」

(綿野かおり)