沖縄を舞台にとびきりキュートでハートフルな映画『NOEL』。暗殺ビジネスで完璧な業績を誇る株式会社楽園。ある日、凄腕のスナイパー・みかさのもとにパワフルなおばぁ・かほるがやってきた。殺したい相手は亡き夫をめぐる昔の恋敵。ところがひょんなことから“自分の手で殺る!”と決心したかほるyは、困り果てたみかさを尻目にハードな暗殺訓練を開始する。主人公みかさにはこれが映画初主演となる人気ロックバンド・L’acryma ChristiのTAKA。愛らしいおばぁ・かほるにはテレビドラマ「ちゅらさん」や映画『ナビィの恋』でお馴染の平良とみ。二人に忍び寄る謎の男には「仮面ライダー龍騎」の須賀貴匡。そのほか、中川家、ベッキ—などバラエティに富んだキャストが脇を固めている。

公開に先立ってHMV渋谷でおこなわれたイベントには、ゲストに主演のTAKA、須賀貴匡、そして監督の梨木友徳の3人を迎えて『NOEL』の製作にまつわるエピソードなどのトークを繰り広げた。

梨木「撮影は修学旅行みたいで楽しかったです。沖縄は前年に違う映画のプロデューサーとして行ったんですが、その時に、沖縄って日本語の通じる外国、というような印象をうけまして大変気に入ったんです。どうやったらまた沖縄に行けるかなって考えたら、映画を撮ることにしました。それで沖縄行きたい人!って集ったら、TAKAさんが僕も行こうかなって。平良とみさんとの掛け合いは、沖縄の人の話し方って独特な後乗りのレゲエみたいなリズムがあるなって思いました。僕もゆっくり話す方なのですごく楽しくやれました。すごく可愛らしい方です。」

TAKA「今回は27日間行っていました。映画のみの事だけ考えていました。演技は、日ごろ音楽やっている中でも自分を出すために動いたりしますし、台詞じゃなくても歌詞を歌うじゃないですか。でも映画の撮影は、全く無音の中で表現しなければならないんです。そこが自分としても葛藤があったところです。」

須賀「ぼくは、たったの三、四日程度の撮影でした。すごく現場の空気がよかったので楽しんでやることができましたね。悪役だったのですが、とてもそれも自分の中で楽しんでました。」

★『NOEL』は4月26日よりテアトル池袋にてロードショー!!

◇公式頁『NOEL』

(綿野かおり)