2002年の城戸賞を受賞した松本稔、脚本『棒たおし!』を映画化、監督は『パコダテ人』などの青春映画に定評がある前田哲。
主演は、w-inds、FLAMEに続く新星・男性ユニット、Leadの4人。物語は、高校を舞台に体育祭の競技である棒倒しに青春をかける高校生の葛藤と恋愛を描く。
完成披露試写会が都内で行われ、監督、出演者による舞台挨拶が行われた。

−−−舞台を宮崎にした理由は?
前田 哲監督「私の前の作品が宮崎映画祭で招待されまして、そのときにこの映画の企画をしているときにロケ地を探していました。宮崎の方が、寒い時期に上半身裸になって撮影するのなら宮崎なら温かいからどうか?と言われまして、撮影場所を宮崎に決めました。」

−−−昨年、この作品が城戸賞を受賞されましたが、映画が完成されたときのお気持ちは?
松本 稔(脚本)「私は、棒たおしをやったことがなくって、やりたかったんですが、実際は怖くってできなかったんです。その出来なかった時の気持ちを脚本の上に出そうと思い、映画化されることになってうれしいです。」

−−−初めて台本を渡されたときの感想は?
谷内伸也(Lead)「主役をやると決まったとき、うれしいという気持ちと棒たおしは、経験が無いのですが、楽しくって、撮影も楽しかったです。」

−−−役柄の上で難しかったことはありますか?
金子恭平(FLAME)「棒たおしに熱意を燃やす役なのですが、普段からそれほど熱血感を出しているわけでないので、撮影ではいつでもテンションが高くして挑んだことが難しかったです。」

−−−初めて台本を渡されたときの感想は?
古屋敬多(Lead)「いじめられっ子という役で、今までいじめられた経験が無くってなりきるのは、結構難しかったです。」

−−−役柄について?
鍵本輝(Lead)「とてもダンス好きで活発な役柄だというのを最近になって気がつきました。芝居をやっていく中で、この役柄は自分そのものだと思うので、多くの方に見てもらいたいです。」

−−−歌やダンスと比べると演技は、難しかったですか?
中土居宏宜(Lead)「歌やダンスは、日ごろからやっているので、ダンスなどは、鏡の前に立ってやってみると、いいところや悪い点などは、自分で見つけることができるのですが、演技は、芝居の経験が少ないので、いいところや悪い点の区別がまだつかないので難しかったです。これから、もっと勉強して身につけていきたいです。」

−−−演じられて難しかったですか?
平 愛梨「私とはまったく正反対な役柄で、大人のような演技が必要で、役作りが大変でした。」

『棒たおし!』は、2003年3月21日(祝)より、テアトル池袋、テアトル新宿、シネセゾン渋谷にてロードショー 、3月29日より大阪・テアトル梅田にてロードショーほか全国順次公開されます。

□作品紹介
棒たおし!