新宿を舞台に男たちがその身ひとつで、闘争本能剥き出しに戦い続けるリアル・ファイト・アクション『武勇伝』、その、本能のままに闘うその姿には、現実世界で意識されなくなりつつある、闘いが持つ“痛み”を呼び覚まさせる痛快かつ、魂を揺さぶる作品だ。本作が3月22日、新宿東映パラス2で初日を迎えた。物騒なニュースが流れる中にも関わらず、場内はほぼ満員。しかも、若い女性の割合がかなり高めだ。初回上映終了後、企画を兼任する主演の澤田謙也をはじめ、魔裟斗、内藤陽子、渡嘉敷勝男そして監督の清水厚が来場し、舞台挨拶が行われた。

澤田謙也(吾郎役)——女性がこんなに多いとは思ってなかったのでちょっとびっくりです。ストーリーを追うよりも、雄、男としての本能を描いたほうがいいかなと思い、キャストも素敵な方が集まってくれたので、ストーリーは排除してやっていこうと思ったんです。だから、女性がそれを見てどう感じるかは、よくわからないのですが…。(イラン攻撃の始まったような)こういう情勢ですけど、この映画を見て人の痛みをわかって欲しい。殴られたら痛いし、殴った方も痛い。それが判っていれば、大量破壊とかの状況も違ってくるんじゃないかと。フセインもブッシュも、やるなら素手で殴り合えって。そういうことです(笑)。魔裟斗とはね、最初はすごく仲悪かったんだけど、生意気だから(笑)。でも、男の子ってそういうのがあって、初めて仲良くなれるみたいなのもあるから。それに、俺、大人だし(笑)。まぁ、人間の本能と言うか、雄は強くあり雌を守る。雌は可愛くあって雄に守られる…みたいな基本的なところを思い出してもらえればいいかなと思っています。

魔裟斗(龍平役)——本当の戦いとは違う部分がありますが、澤田先輩に怒られながら(笑)やっていきました。映画の姿は、実際の僕とはまた違うんですけど、痛々しさがかなりあって、リアル感があるようには出来たと思います。とりあえず、何回も見てください。

内藤陽子(アヤ役)——現場はスタッフもキャストも男性ばかりで、大変でした。最初は、お二人は特に怖いなって思いましたよ(笑)。強い男性に守ってもらえるっていいですよね。

渡嘉敷勝男(伊崎役)——格闘技は今まで香港が中心でしたが、日本の格闘技の本物が参加したこの作品で、日本でも素晴らしい映画が撮れるという感じがしてきました。それと、内藤陽子ちゃんと僕のラブシーンをじっくり見てください…は、個人的な希望でした。カッコいいシーンが沢山ありますので、じっくり見てください。

清水厚(監督)——本日は、どうもありがとうございました。兎に角本物の映画で、本物の人が本物の場所でやっていますので、その臨場感をまず感じてもらえたらと思います。あとストーリーも、無いと言えどもありますので、楽しんで見てください。

 また、この日はK−1のレイ・セフォーが応援に駆けつけ、友人でもある澤田にエールを贈った。レイは、「映像もアクションもリアル」と作品を絶賛、「続編があれば是非出てみたい。僕と魔裟斗で澤田さんをやっつけるからさ(笑)」と、格闘技ファンには気になる発言も。場内からは、期待を込めた拍手と完成が巻き起こった。是非、続編が実現するよう、アクション・ファンは作品を応援しようではないか。
 なお、『武勇伝』は新宿東映パラス2にてロードショー公開中!なお、上映期間中は、毎日先着30名に日替わりで、『武勇伝』お宝写真のプレゼント・キャンペーンも実施中。このチャンスを逃すことなく、レア写真をゲットせよ。。
(宮田晴夫)

□作品紹介
武勇伝