全盲の熱血教師・河合純一の愛と勇気を描く『夢追いかけて』完成舞台挨拶!
日本でただ一人の全盲の熱血教師・河合純一の愛と勇気を描いた映画『夢追いかけて』。全盲というハンディキャップに屈することなく、優れたスイマーとして過去3回パラリンピックに出場、計14個のメダルを獲得という偉業を成し遂げ、中学校の教師となった青年・河合純一。夢を実現するために並々ならぬ努力と情熱をそそいできた彼の真摯に生きる姿は、地元静岡県浜名郡・舞阪町の人々に勇気と希望を与え、その感動はさらに大きなうねりとなり、舞阪、静岡から飛び出して、全国に広がっている。河合純一の勇気と、見過ごされがちな”人と人との絆”の大切さを描いた『夢追いかけて』の完成披露試写会が、銀座ガスホールで行なわれた。舞台挨拶には、本人役で出演してる河合純一さん、河合の教師役を演じた三浦友和さん、河合さんの少年時代を演じた勝地涼さん、母親役の田中好子さん、父親役の北見敏之さん、監督の花堂純次さんが現われた。
三浦友和「勇気をもらえますよ!河合さんの生き方をみていると、自分が今なぜ悩んでいるのか、なぜ迷っているのか、そういったことがなんて小さなことなんだ。そういうことに気づかされます。私は実際に河合さんと接していて感じることができたんですけど、みなさんにはこの映画をご覧いただいて感じていただけると思います。」
勝地涼「河合さんとずっと一緒にいて自分が勉強になったことがたくさんあります。”大いに悩め”とおっしゃっていただいて言葉ひとつひとつに重みがありました。撮影も本当に楽しかったです!」
河合純一「自分の人生を映画にしていただいてとても嬉しいです。(勝地)涼は実は僕の教え子と同じ年齢なんです。だからつい色々いっちゃって。本当こんなイイ若者とも出会えてよかった。映画をふくめてすべてが僕の人生のプラスになればいいなあと思います。」
田中好子「今まで色々な母親役をやってきましたが、男の子の母親役は初めてなんです。こんな大きな立派な子供をもてて幸せです。私が純一から教わった言葉で印象に残っているのは『夢をあきらめることはいつでもできる。夢への努力を続けるのは今しかない』。私はこの言葉が大好きです。これから夢にむかってがんばっていく人、夢を見つけようとしてる人、この映画はそういう人を応援してくれると思います。」
北見敏之「昨日完成したのを拝見しました。わざとらしくない、品のある、美しい映画に仕上がっています。できるかぎり多くの方にご覧いただきたいです。乞う御期待ですよ!」
花堂監督「もう空気は伝わってると思いますけど、非常によい雰囲気の中で撮影することができました。それが映画の中にも反映されてよいものができたと自負しています。障害が映画に出てきますが決してそればっかりを描いたわけではありません。彼は教育者ですがだからといって教育のことを描いたわけでもありません。充分に映画として力一杯楽しんでいただけるとうれしいです。」
河合さんの友人でありスポーツキャスターの栗山さんも会場駆けつけた。
栗山さん「スポーツ選手というのは、肉離れとか色々なことがあって、常にすべての力をだしきる、ということが大変むずかしいんです。しかし、河合さんはそうじゃないんです。すべてを出し切るんです。僕はなんで彼にはそれができるんだろうと思っていたんですが、この映画をみてはっきりわかりました。素晴らしい映画なんで彼のそういったところも感じていただればいいですね。」
4月26日(土)より銀座シネパトス、ヴァージンシネマズ浜松他全国順次ロードショー!!
(綿野かおり)
★公式頁『夢追いかけて』