1月24日に第一弾が発売され大好評の『NHK人形劇クロニクルシリーズ』。3月21日には第二弾として『プリンプリン物語』『ひげよさらば』などの4タイトルが発売となります。それを記念して電力館にて、プリンプリンの声を担当していた石川ひとみさんと人形作家の友永詔三さんを迎えてトークイベント&上映会が開かれた。
当時実際に劇中で使用されていたプリンセスプリンプリンの人形も登場し、石川ひとみさんも歌声を披露した。『プリンプリン物語』DVDリリースについて、石川ひとみさんは、

「その当時の私は忙しくて、オンエアを実際に自分が見ることができなかったんです。再放送もなかったので、今回のDVDリリースでやっとまともに観ることができるんです。だからそれを知ったときは涙が出るほどうれしかったですよ。」

と語った。プリンプリン本人が一番喜んでいる様子です。

「はじめて自分以外の人の声を出したわけでとまどいましたが、自分なりにプリンプリンのイメージで声を担当しました。わりと自由にやらせていただきました。むずかったのは、悲鳴とか叫び声とか笑い声とか、台詞じゃない声です。でも周りはプロの声優さんたちだったのでみなさんにすごくアドバイスをしてもらいました。歌を歌うシーンが多いですが、歌も別録ではなく、アテレコをしているその場で少し練習してからすぐ本番でした。声優さんたちが、自分の役の声で、作った声で歌を歌われていたのがすごいなーと思いました。わたしは自分の声そのままで歌っていましたけど。」

人魚作家・友永詔三さん「色んな国の人がでてくるので、人形たちに違いを持たせるのが大変でしたし、一週間に20体近く製作するときもありました。睫毛にはホロホロ鳥という鳥の羽を使っています。衣装や装身具もインドへ行って布を仕入れてきました。」

人形操作の伊藤さん「友永さんの作る人形はどれもすごく美しいんです。関節だとかが丸くなっていてどんな動きも滑らかに表現できるようになっています。ただ、これは木でできているので大変重いので、わたしも腱鞘炎になりました。友永さんも20体も作ってたら手にマメができてしまったんじゃないでしょうか。」

伊藤さんの操るプリンプリンに石川ひとみさん声を合わせる、というような得難い
試みも行われ、ファンは大喜び!会場にたくさん訪れた小さい子供たちもはじめてみるプリンプリンに興味深々のようであった。

DVD・NHK人形劇クロニクルシリーズ第二弾『プリンプリン物語』ほかは3月21日発売!

(綿野 かおり)

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