映画評論家、監督、俳優とマルチに活躍する水野晴郎が、独断で選んだ新鋭監督の最新作が、連日一挙に上映されるという今回の映画祭。
19日は、新作『レディドロップ』の公開を控え、今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭・フォーラム部門で上映された『0&1』が上映され、監督、主演の加藤隆之さん、金濱夏世さん、山本正之さんらよる舞台挨拶が行われた。

中田圭監督——「私の監督2作目の作品で、まだ公開が決まっていない作品の上映に来ていただきましてありがとうございます。」

加藤隆之——「自分がこの作品に出演してから感じることがあって、自分の存在意義だったり、存在意味だったりを考えなくなっている人たちが多くなっているんじゃないかなぁと自分で思っていて、自分が演じた主人公が不器用ながら自分を捜し求めていこうとする。そんな姿を見て、自分でも考えていただけたらなぁと思います。明後日に上映される中田圭監督の新作にも出ています。今日の作品を見て私の演技が良かったと思う人は、来てくれると嬉しいです。」

金濱夏世——「今年のゆうばり映画祭以来の上映になるんですが、出演した以上、一人でも多くの方に見ていただきたいなぁと思っています。『0&1』は、新世紀フィルムノワールと描いていますが、前作の『WILD NIGHT』も同じようなテイストなので、中田圭監督の演出は、こんな雰囲気だと感じていただけると嬉しいです。明後日、上映します『レディドロップ』は、また違ってテイストで作られていますので、見比べていただければと思います。」

山本正之——「今回、お仕事で中田監督とは、2作目になります。最初、中田監督と会って、自分をどのように映してくえるのかなぁと思って興味があったんですが、撮影も1テイクで終わってしまって、少ない撮影で、どのように仕上がっていくのかなぁと思ってドキドキしています。『レディドロップ』でも出演させてもらっていますが、これから自分の知らない一面を中田監督がどのように引き出していただけるのか楽しみにしています。」

『WILD NIGHT』では、多くの評論家から絶賛のメッセージをいただき、昨年の『0&1』、そして『レディドロップ』と着実に作品を制作している中田圭監督、次回作に更なる期待がかかる。

『水野晴郎的超特急 新鋭監督映画祭』は、12/17(火)〜12/27(金)まで、六本木・俳優座シネマにて開催中!
中田圭監督の『レディ・ドロップ LADYDROP』は21日上映!
(Yasuhiro Togawa)
 
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