先ごろ開催された東京ファンタ2002の“コメディ ばかちんまつり”でも、監督作『クン・パオ!燃えよ鉄拳』とプロデュース作『親指フランケン』『親指ゴッドファーザー』が一挙に上映され大好評を博し、その凝った最新映像テクニックと脱力系ギャグにはファンが多いアメリカン・コメディの鬼才スティーブン・オーデカーク監督が、アイマックスの巨大スクリーンから最新・最強のクリスマス・ムービーを発信する!『サンタ VS.スノーマン』は、アイマックス・シアター発の最新クリスマス・ムービーとして、オーデカークが製作・原案を担当、この冬世界44スクリーンで上映される夢とギャグに満ちた3Dアニメーションの快作だ。
 ひょんなことから世界中の子供達に愛されるサンタクロースに対し、不平と嫉妬を抱いてしまった心優しい孤独なスノーマン。彼は、自分がサンタに成り変ろうと、サンタに戦いを挑んでいくのだが…。冒頭、スクリーンから舞い散り目前に飛びかう雪の結晶をはじめ、その立体感には小さなお子さまのみならず大人だって手を延ばしてしまうことは必至だし、王道を行くクリスマス・ストーリーが、『スターウォーズ 帝国の逆襲』もかくやという雪原バトル(流石『親指ウォーズ』の監督)など、大人だって手に汗握ってしまうアクション・シーンを織り交ぜながら展開される一時は、世代を越えた幅広い客層の支持を受けることだろう。
 本作の立役者であるスティーブン・オーデカークが、ドイツ、イギリスでのキャンペーンに続き11月12日初来日を果たし、メルシャン品川IMAXシアターで行われた披露試写会に出席し、舞台挨拶を行った。客席から登場したオーデカークは、飾り気の無いスウェット姿でとびきりの笑顔を浮かべると「東京に来れて、嬉しく思うよ!」と挨拶。彼は子供の頃から20年来のアイマックス・ファンだったが、アイマックスで見ると科学番組やドキュメンタリーがこれほど面白いのだから、物語を上映できたらどんなに面白いことだろうと思っていたそうだ。そして、自身がハリウッドで多数の映像作品を製作していく中で、本当に臨場感溢れる3D作品はアイマックス3Dしかないと確信したそうだ。
 「『サンタ VS.スノーマン』を撮ったのは、僕にはクリスマスが大好きな二人の子供がいて、今年を手始めに、これから毎年子供を連れて楽しめるような映画を作っていきたいということなんだ。そのためにアイマックス3Dを選んだん訳けど、このスクリーンによって、本当に映画に入り込めるよなハッピーなクリスマス体験ができると思うよ。楽しんでくださいね。どうもありがとう」(オーデカーク)。作品の御機嫌は、上映後に一緒に写真に写った子供達の笑顔からも一目瞭然だろう。今年の冬は、アイマックス・シアターでハッピーなクリスマスを体感されては。

なお、『サンタ VS.スノーマン』は本日(11月16日)よりメルシャン品川IMAXシアターにて独占ロードショー公開中!

(宮田晴夫)

□作品紹介
サンタ VS.スノーマン