第15回東京国際映画祭のオープニンセレモニーが渋谷Bunkamuraのオチャードホールで華々しく行われ、4日までの会期のスタートが切られた。
例年と同じく、レッドカーペットでスター達を迎えはじまったセレモニー。
「本当は黒澤明監督のように世界に名をはせる監督になるはず(なる予定?)」という石原慎太郎都知事の挨拶にはじまり、特別招待作品及びコンペティションの各作品のダイジェスト紹介、「まだこれからのこの映画祭のさらなる成功を期待する」というリュック・ベッソン審査委員長の挨拶、加えて日本を代表する音楽の巨匠である久石譲と新日本フィルハーモニーオー交響楽団のスペシャルライブなどが行われた。
特にスペシャルライブではトヨタ自動車のCMでお馴染みの曲や北野武監督の『BROTHER』から「Raging Men」などがホールに響き渡り、涙を流す観客もいた。
そんな中、一番注目が集まったのがこの映画祭のオープニング作品である『マイノリティ・リポート』のスティーブン・スピルバーグ監督とトム・クルーズが登場した瞬間。石原都知事、スピールバーグ監督、トム・クルーズという珍しい組み合わせがこのセレモニーで実現された。
(Mika Saiga)

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第15回東京国際映画祭