SWATのパフォーマンスの後に登場したミラ・ジョヴォヴィッチとポール・アンダーソン監督。監督はパリッとスーツを着こなした長身の男前。一方のミラは太股丈のミニスカートで、惜しげもなくその美脚を披露し、満面にこぼれんばかりの笑みを浮かべている。会場の熱気が一気に高まった。
 満席の会場をみて「素晴らしいわ!」と大喜びのミラ。今回この作品でアリスというヒロインを演じたことで、ゲームの大ファンの弟にとって「¨女神のような存在¨になれたのよ。」とキュートな笑顔で語り、そんなミラをヒロインに選んだポール・アンダーソン監督は「彼女ほどタフに敵をどんどん倒した女優はいない。素晴らしかった。」と大絶賛。そんな監督に「今までやったことがない役を演じる機会を与えてくれたことに、とても感謝している。」とミラもうれしそうに応じていた。そこにスペシャルゲストとして、ケインコスギが登場し、2人に花束を贈呈。司会から「ミラ・ジョヴォヴィッチさんと共演したいのでは?」とケインコスギに質問がふられると、彼が答える前に「こんな美男子と共演できるなんて喜んで!」とミラがコメントし、会場から笑い声が起った。そして最後にこれから映画を観る方へのメッセージを尋ねられると「ゲームの誕生の地である日本で上映することにとても緊張しています。世界各国でヒットしたこの作品ですが、日本で受け入れられることを願っています。」とミラが答え、続いて「来日することができて大変うれしく思っています。またこんなにクールな作品を映画化させてくれたゲーム会社の方々に感謝しています。」とポール・アンダーソン監督が挨拶し、会場からの大きな拍手がおくられた。

 碧い瞳をキラキラ輝かして、会場に手を振るミラは、¨生き残る、たとえ一人でも¨のキャッチコピーにあるような壮絶さは微塵も感じられない。しかしこの美しく輝く彼女こそが、あの日本で大ヒットしたゲーム「バイオハザード」を全く新しい設定にして製作された映画のヒロイン、アリスを全編ノースタントで演じたのだ。舞台挨拶後に映画を鑑賞した人達は、きっとそのギャップをしみじみと噛みしめると共に彼女の抜群の演技力を実感したことだろう。(Mika Saiga)

なお、『バイオハザード』は丸の内ピカデリー2ほか全国松竹系にて、2002年8月31日よりロードショー公開!。

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