今最も勢いのあるお笑いコンビ、ガレッジセールを中心に、個性溢れる顔ぶれがマニラを舞台にまったりと繰り広げる異色コメディ、『プレイボール』が8月3日よりロードショー公開がスタートした。公開2日目となった4日の日曜、初回上映終了後に様々なTV番組の演出でガレッジセールとの付き合いも長く、本作が劇場作品初監督となるマッコイ斉藤監督をはじめ、ガレッジセールのお二人と主要キャスト陣が来場し舞台挨拶が行われた。
 劇場はTV番組のファンと思しき、若い女性層を中心とした観客でほぼ満員。舞台にたったゴリさん、川田さんは、互いの挨拶するタイミングを奪って挨拶し始めたり、本作の主題歌をアカペラで歌いだしたりととばしっぱなしで、会場の爆笑を誘う。ゲストの皆が皆繰り返していたマニラでの●ンコ・ネタは、会場に居合わせていたファンのお楽しみということでサクッとカットして、そんな彼らのコメントを紹介しよう。

マッコイ斉藤監督——一生懸命初監督させていただきまして、映画を撮らせてくださったプロデューサーの沼田さん、富田さんに大変感謝したいと思います。そしてフィリピンで僕みたいな監督に付き合っていただいた皆さんに、深く感謝したいと思います。それと、子供向けに映画を作ってくれと言われて、R-18になってしまったことを深くお詫びいたします。
色々な映画がありますが、僕は映画にはあまり興味が無く面白いことにだけ興味があったので、笑えるツボはいっぱい散りばめたつもりですので、皆さんが一度は爆笑してくれればこれ幸いと思ってますので、宜しくお願いします。

ガレッジセール・ゴリさん——今回初めての映画で主役に起用していただき…と言うよりマッコイ監督は飲み屋でいきなり次の映画の主役はお前だと、吉本を通す前に決めていた監督で、私ゴリの名付け親でもあります。今までTVでバカ番組をやらせてもらっていたのですが、初めての映画でも緊張せずに楽しくやらせていただきました。『プレイボール』という映画が僕の映画人生においてのプレイボールなんじゃないかと思っております。宜しくお願いします。
監督の印象は、どうしようもない人だなぁと(笑)。映画だから気張ってやるのかなぁ戸思ったら、TVの時と同様現場で面白いと思うと、台本とはずれた方向にどんどん行っちゃって、台本のとおりに気持ちを持っていこうとしていたのが、どっちに行くか判らなくなって、でも監督は「OK!OK!」って。それで違うものが出来上がってるんですね。エキストラとかもフィリピンのそのへんの方を、勝手に呼んで勝手に撮っちゃって怒られないのかな…って(笑)。ただ、こうして上映になって苦情も来ないんでフィリピンって本当にいい国だという印象がありますね。
パンフレットには笑いと涙の映画とありますが、涙は一切ありません。笑いのみです。日常、悩みや苦労がありますが、私達のほうが幸せだったという優越感でこの映画を見てください。

ガレッジセール・川田さん——今回僕は誠さん(マッコイ監督)から、「お前は適当でいいんだ、適当にやってしまえ」と言われ、本当に適当にやったんですよ。このメンバーの中で、僕が一番ゆるぃ〜いスケジュールで、マニラでどう過ごそうかとそればっかり考えて、僕のシーンはリハーサルみたいなつもりでやったら一発OK!で、ものすごく適当に終わった感じなんですよ。それで、一人でマニラの町をうろついたり、ガリガリの犬をみたりして日々を過ごしましたが、水はお腹をこわすからチャンと買いなさいと云われて買ったにも関わらずお腹をこわしたり、と色々ありました。
終わって見て、個人的にもくだらないなの一言だったんですが、中でも一番おかしかったのがおばあちゃんの場面です。楽しんでみてください。

松岡俊介さん——年明けすぐに拉致されるような感じでフィリピンに行ったと思うんですけど、行ったら暑いし、川田君じゃないですけど、監督あんまりテストはしないで準備が出来たらいこうって感じで、そういうその場のノリを生かした感じがよく出ていると思うんで…お疲れ様でした。

謙吾さん——慣れない舞台ですごい緊張してるんですけど、頑張りました以上です。

手塚とおるさん——とても楽しい映画なので、見所としては今回初めてヨーダがライトセーバーで闘うところだと……あぁ、『プレイボール』ね。楽しんで見てください。

宮川美香さん——ゴリさんの妹役を演じました。ゴリさんはTVのままで優しくて、川田さんとはお会いできなかったんですけど、TVで見ていてお二人のすごいファンだったので、楽しかったです。

なお、『プレイボール』は新宿トーアにて、ロードショー公開中!。
(宮田晴夫)

□作品紹介
プレイボール