歴代洋画興収入第2位(その額202億5千万円!)という驚異的な記録と、広い世代のファンから熱狂的な支持を得た『ハリー・ポッターと賢者の石』から1年、12歳に成長したハリーが、今年の冬もスクリーンに帰ってくる。シリーズ第2弾『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の特別鑑賞券が、7月31日(水)より全国松竹・東急系の劇場にて一斉に発売となった。原作者のJ・K・ローリングさんの誕生日でもある発売初日、公開予定劇場である丸の内ピカデリーにて、一つ成長したハリー・ポッターを、そして作品世界を祝おうというバースデイ・イベントが開催され、多くのポッタリアンが会場に集合した。
 劇場ロビーでは、この日のイベントのお手伝いをしてくれた、“ハリー・ポッター”ファンのディマ君、エリック君、ジェシカちゃんの3人と、ふくろう君がファン達をお出迎え。前の晩の10時から並んだ方をはじめ、イベントに参加した熱心なファンの数は600名を超え、外は酷暑の陽射が照り付けているというのに劇場内では、自分達も黒いマントの魔法学園の制服で参加しているファンの姿も見かけられる。記念写真を撮ったり、特別鑑賞券を買ったり思い思いにイベント開始を待つファンたち。因みに、この日発売された特別鑑賞券は1枚に1つ魔法ポーチ(数量限定・5種)がついてくるのだが、実に多くのファンが一人で5枚以上購入し、両手にポーチを抱えて場内に入って行く。
 イベントは、予告編の上映に引き続き、ディマ君、エリック君、ジェシカちゃんの3人がハリー・ポッターの誕生祝いのケーキの乗った台車を押して舞台に登場。会場のファンと一緒に“ハッピー・バースデイ”を合唱した後、ディマ君によりケーキの蝋燭が吹き消された。
 そしてお待ち兼ねの大抽選会。25組の当選者には、11月に開催されるジャパン・プレミアにペアでご招待。舞台で3人が番号札を引き、番号が発表されると客席の当選者から歓喜の声が次々と巻き起こり、中には感激で涙汲む人の姿も見受けられた。
 なお、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』はロンドンでの撮影も佳境を迎え、間もなく全篇の撮影が終了予定。9月頃には新しいポスター・ヴィジュアルと予告編が、日本にもお目見えする。また、昨年に続き新宿伊勢丹では“ハリー・ポッター展”が11月10日より開催され、作品は11日に日本武道館で開催予定のジャパン・プレミアでお披露目となる。なお、ジャパン・プレミアに関しては10月頃にTVや雑誌に募集告知が発表される予定なので、ポッタリアンは要チェック。そして11月16日の先行オールナイトを経て、23日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にて拡大ロードショー公開となる。
(宮田晴夫)

□作品紹介
ハリー・ポッターと秘密の部屋