7月11日…いや既に24時を回ったので12日か…、深夜、今日も今日とてピッチが振動しはじめた。
「はい、もしもし…」
「ワシズで…」
「日誌のネタは無いっすよ!」
「いきなり失礼だなぁ、大丈夫だよもうちゃんとアップしてあるんだから」
「あぁ、じゃあ後で読んどきますけど、何書いたんですか?」
「私ワシズ個人持ちの、初日プレゼントの詳細だよ」
「どれどれ、8名…セコ…」
「………」
「…いなんて言わないっすよ、ハハハハハ(アセアセ)。もう、全くのワシズさんボランティア部分ですからね。流石、太っ腹。だから、僕に“ヴァンパイア/最期の聖戦”バッジ下さい。」
「駄目、君もこういう時だけはマスコミ関係者扱いだからね。まぁ、そうじゃなくとも失礼な奴にはやらん」
「誤解っすよ。非道いなぁ…。んで、今日の電話は何すか」
「こないだ話した、トークショーのことちゃんと掲載しといてよ!」
「だって、ワシズ VS 菊川怜じゃないじゃん。間違いなく来るカーペンター・ファン以外に認知度広げるならそれだって、しつこく言ったのに…」
「ホント、しつこかったよね。ファンなの?」
「いや、まぁ一般的・ミーハー的な見地だけど、そこが必要なんでしょ?」
「そんなのはいらん、しっかりカーペンターの人徳…とは言わないかもしれないが、そのコアな魅力故に多い業界人ファンが血臭…もとへ結集して、熱くディープにカーペンターを語ろうってんだから、ファンにはたまらないイベントなんだから」
「確かに、濃い面子ですよね…ってことでスケジュール・ゲストは下記を参照してください。PART1がレポートとかしづらい魅力の“秘宝”系で、PART2はファンタ系って感じですか。そういえば、鶴田監督と言うとワシズさんが教えてくれた『要…」
「それも書いちゃ駄目だよ、全く…。兎に角、鶴田監督はファンタでの『マウス・オブ・マッドネス』上映時にも、舞台に立ってくれた心強い盟友だしね」
「あの時は、客席から見てたっすよ。鶴田監督、黒沢清監督、ワシズさんのカーペンター三銃士。あの頃は失礼なことに、未だ鶴田監督の作品をちゃんと観たこと無かったから、好きなんだ…くらいの印象だったんですが、その後遅ればせながら『戦慄のムー体験』の“展望台の怪異”を観て、もう大納得。あの亡霊のシルエット、ゾクゾクもんでしたからね。『案山子/KAKASHI』もテイスト入ってたし。こりゃ、楽しみだな。まぁ、でもその前に明日の初日ですね。とりあえず、僕も初回には行けそうなんで、劇場で宜しく!」
「でも、君にはバッジはあげないよ。あくまで、“ゴースト・オブ・マーズな日々を読んでいるよ”と声をかけてくれたあ、一般のカーペンター・ファンの方のみだからね。まぁ、僕は朝7時には行ってるから、君も明日はそれくらいには来るように。」
「ホントにそんな早くから行くんですか?」
「勿論だよ、常識だろ。カーペンターの新作の封切りだよ。早朝、いや今晩から正装して劇場に並ばなくちゃ許されないだろ。君もだよ。君以外の人には…僕の本物の日誌の12日分を要チェックしといてね…予定も含めて(笑)」

※もしかしたら、本稿にはフィクションがある…かもしれません。でも、下記の告知はマジです。
(殿井君人)

『ゴースト・オブ・マーズ』トークショー@シブヤ・シネマ・ソサエティ
両日とも、18時55分より

7月19日(金)
中原昌也(作家)×柳下毅一郎(特殊翻訳家)

7月26日(金)
江戸木純(映画評論家)×鶴田法男(映画監督)

8月2日(金)
青山真治(映画監督)×篠崎誠(映画監督)

8月9日(金)
ブライアン・バートン−ルイス(VJ/DJ・予定)

※なお、全てのトークショーの回に入場した方全員に、オリジナル・トレカをプレゼント致します。また、MPF地方駐留官仕様の衣裳の展示もあります。

□作品紹介
ゴースト・オブ・マーズ

□公式頁
ゴースト・オブ・マーズ(ゴースト・オブ・マーズな日々連載中)

□「ホラー談義 ワシズのいけにえ」
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