日本の映画が活気づいている。方がをめぐるイメージも大きく変わろうとしている。そんな映画界の最前線を突っ走る若い監督たちが、日本の原点“時代劇”に挑んだ。“今”と“昔”が激突する<今昔伝奇>。 望月六郎監督が、時代劇のエロティシズム、生命力あふれる大自然のエロスに挑戦した意欲作。
初日を迎えた当日、望月六郎監督、篠原さとしさん、金谷亜未子さんが集まり舞台挨拶が行われた。

篠原さとし「この映画は去年の3月に伊豆の山中で撮影しまして、もう公開しないのではないかと心配していたのですが、この日を迎えることができて本当にうれしく思っています。映画の中で私の衣装はほとんどふんどしです。ふんどしというのは、全裸になって締めるもので毎日、山の中でよきところを見つけて助監督に手伝ってもらい締めていたのですが、ある日車が一台近くを通りまして山の一本道でしたのでどこにも逃げ場が無く二人でその車を見送ったのですがきっと変態のホモに見られたかもしれません。それだけが後悔でなりません。(笑)
この映画は、テーマは愛です。人が人を愛するこの宇宙の謎、その力がどんな壁をも突き破っていくという、愛するものの為に走っていくという映画です。」

金谷亜未子「こんなに遅くに集まってくださってありがとうございます。私は女優の仕事というのは、普段できたいような経験をできることが一番幸せだと思うんです。今回の撮影では、普通に生きていたら、人間だったら絶対に経験できないようなことをたくさん経験させていただいて、本当はここで話をしたいのですが、言ってしまうと映画がつまらなくなってしまうので、見てのお楽しみということにしてください。」

望月六郎監督「映画は、見てからいろいろ話をしたいのですが、今回こんなに沢山集まっていただいてありがとうございます。今日、見終わっていい映画を見たよと少しでもお客さんを増やして欲しいと思います。自分自身そんなに大きな作品でもないし、上映も小さな形かもしれませんが、ものすごく好きな作品で、普段ヤクザ映画ばかり撮っているのですが、この映画には、出てきません、愛を語っている作品で、このような作品が撮れたことが一番うれしいので、後は皆さんがこれは成人映画なので、できれば15歳くらいまで見ていいと思うんです(笑)15歳くらいまでの人に勧めてください。(笑)」

『皆月』『通貨と金髪』に続く最新作を劇場で体験して欲しい。作品『今昔伝奇・花神』は、7月6日(土)より、テアトル池袋にてレイトロードショー公開中!!

□作品紹介
『今昔伝奇・花神』