映画初主演で10代の妊婦を演じるのは、若手女優・岡本綾。監督から撮影中に演じるというより、“花=岡本綾でいいという指導の中、Feel=感じるをテーマに完成。
初日を迎えた当日、光石冨士朗監督、岡本綾さん、三浦涼介さん、阿久根裕子さんが集まり舞台挨拶が行われた。

−−−−このテーマを扱った理由は?
光石冨士朗監督「プロデューサーといろいろ考えていくうちに“出産”というテーマをやってみようと考えて数年が経ち、自分が男なのでよく分からなかったのですが、だんだんと普遍的なものにしていくうちに、“出産”というものが人生の中継地点みたいなもので作っていくうちに、この映画が見る人になにかを与えることができればいいなぁと思いました。」

−−−−撮影中に苦労した点は?
阿久根裕子「ケンカのシーンが自分ではどのように演技をしたらいいのか分からず本番のときは、真っ白でした。無我夢中でケンカしていました。岡本さんとは、現場ではいいお姉さんで、いろいろ元気を分けてもらいました。」

−−−−始めての映画出演の感想と思いでのシーンは?
三浦涼介「この映画の話しを聞いたときは、嬉しくて泣いてしまいました。映画の中で気に入っているシーンは、夜の木の下で、泣くシーンで、本当に気に入っていて、リハーサルから岡本綾さんと一緒に泣いていて、凄くあのシーンは感情がこもっていて、みんなにも気に入ってもらえるのではないかと思います。岡本綾さんは、現場ではいい人で励ましてくれて、お母さんみたいな人です。」

−−−−お母さんみたいだという岡本綾さんは、どうでしたか?
岡本綾「お母さんの岡本綾です。(笑)始めて主演をやらせていただいて、皆さんの前で披露させていただいて幸せです。」

−−−−妊婦という役ですが、役作りなどは?
岡本綾「妊婦というのは、自分の中で遠い存在ではないので、19歳で妊娠を経験している友達もいますが、妊婦さんの苦しみとか辛さは体に感じる5Kの重さは経験した人にしか分からなくってそれをどのように表したらいいのか分からなくって、まず外見から入ろうと思って髪を短くしました。それから不器用な女の子じゃないかのなぁと思い、手も足も深爪にしました。そこまでしても監督には分からないよ。と言われましたが、自己満足で。歩き方などは、ビデオをみたり、経験したかたのアンケートなどを見たり勉強しました。」

−−−−監督の言葉で覚えていることは?
岡本綾「feelという言葉で、どうやって芝居を見せ様かではなく、その場その場で花という人が感じたことを映像にしていこういうことで言葉を覚えています。2週間で撮影した作品ですが、その2週間は、感じることで撮影をしてとても気持ち良い2週間でした。その中で花という人が好きになって、三石監督さんが好きになってしまいました。(ドキッ!)」

役者が感じてくれた演じてくれた作品『おぎゃあ』は、7月6日(土)より、シネマ下北沢にて おぎゃぁ! ロードショー!!

□作品紹介
おぎゃあ。
□撮影取材記事
岡本綾初主演作品『おぎゃあ。』撮影快調!