実際の家族がヒントに第11回PFFスカラシップ作品「IKKA:一和」プレミア上映
祝い事がある度に、家族全員がファミレスに集まるのが、太田一家の恒例行事。次男の誕生日をきっかけに大騒動が起こる。そんなコメディタッチの映画を完成させた川合 晃監督は、「PFFアワード’99」で入選し長編映画に初挑戦。
今月末に結婚を控え舞台挨拶が行われた。
−−−脚本を何度も直されたそうで、作品が完成して感想は?
最初に書いた脚本と完成した作品ではまったく異なる内容になってしまいましたが、“家族”よりというよりは“面白いもの”をと考えていたが、家族で観て感激できるものをつくりたいなぁと思いました。
うちの家族をうまく紹介したいなぁと考えてみました。映画みたいなこんなめちゃくちゃな家族ではないのですが、要所、要所、うちの家族に似ています。
−−−ピザ屋さんなんですか?
いえ、お好み屋さんなんですけど・・・(笑)
食卓に残り物が・・・・・
−−−毎日、毎日ですか?
ええ、幼稚園のころ、お弁当箱を開けたら・・・お好み焼きが・・・(笑)水筒を開けたら、ひやしあめ(笑)
−−−それは、うそでしょ?
いやいや、ほんまなんですよ。本当ですよ。!
と実際に楽しい家族からヒントを得て製作された作品「IKKA:一和」。
舞台には、出演者の國村 隼さん、秋野陽子さん、三浦誠己さん、西 興一朗さん、津田健次郎さんが紹介され、脚本の段階で、お父さん役に國村 隼さん、お母さん役に秋野陽子さんを決めていたという監督は、実際に「僕のお母さんのようでもある」と秋野さんを紹介し、「そんな年じゃないぞ」と逆に突っ込まれてしまい、「今日は彼女と来ているんだって?」と秋野さんに質問され、今月末に結婚するんですと報告すると「お母ちゃん見たる」と秋野さんにせがまれステージ上に彼女、岡部さんを紹介。「映画監督の奥さんは大変やでぇ。映画監督を尊敬しいや。それが無くなると離婚するでぇ」とアドバイス。会場からも「おめでとう」の暖かい拍手で迎えられました。
完成したばかりの川合 晃監督の「IKKA:一和」、今後の公開が注目されます。
□ぴあフィルムフェスティバル
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