富江と登美恵、二人の美少女が織り成す恐怖と禁断の愛!好評の劇場版シリーズ第4作となる、『富江 最終章〜禁断の果実〜』が29日初日を迎えた。単館公開ながら、特別鑑賞券も記録的な人気を博した本作、初日は若い男性を中心とした観客が大挙駆けつけ、銀座シネパトスは劇場通路が立ち見客で埋まる大盛況、シリーズを重ねるに連れ加熱する人気を見せつけた。
 初回上映後には、仲原俊監督を筆頭に、主要キャストの御三方に原作者の伊藤潤二氏が来場し、舞台挨拶が行われた。二人のトミエを演じた安藤希さん、宮崎あおいさんは、舞台挨拶中も、互いに手を握りあっていたり、撮影現場のアットホームさを感じさせる仲の良さで、その健康的な“禁断”ムードにファンは溜息を漏らしていた。

中原俊監督——初めて今日観ていただいた訳なのでちょっと緊張しておりますが、こんなに沢山来ていただいて嬉しく思っております。どうもありがとうございました。初めてのホラー映画は難しいというか、勉強になりました。ホラー映画は映画のテクニックがどうててくるかという部分で勉強になるし、前からやりたかったのですが、中々お話がなかったので今回は是非やらせて欲しいと私のほうからお願いしました。とても楽しかったです。

安藤希さん(富江役)——今日は観に来ていただいてありがとうございました。今回の撮影も宮崎あおいちゃん、國村隼さんはじめ沢山の人たちの力を借りて、素敵な作品が出来上がったのですごく嬉しく思っています。現場ではあおいちゃんと一緒のシーンがほとんどだったんですけど、二人でいる時はあまりお芝居の話などせずに、お菓子を食べたり普通の話をしてました。同年代の女の子とのお芝居はあまり経験が無かったんですけど、現場も撮影も楽しかったです。

宮崎あおいさん(橋本登美恵役)——今日は本当にありがとうございました。怖いけど品のあるホラー映画だと思っているので、沢山の人に観に来て欲しいです。ホラー映画は観た事も無いですし、不安でした。現場は怖かったですけど、楽しかったです。

國村隼さん(橋本和彦役)——今回初めてホラー映画を演らせてもらったんですが、僕はこの若いお二人とずっと一緒だったのでとても幸せな現場でした(笑)。ありがとうございました。今回はあおいちゃんが娘で、希ちゃんが魅入られているとしても恋人…19の人とラブ・ロマンスを演ったのは初めてなんで、お客さんが見てて同思うのかな?援交に見えなきゃいいがなとか色々考えましたが、現場は楽しくやらせてもらいました。

伊藤潤二さん(原作)——才能溢れる監督さんと、魅力的な俳優さん、女優さん情熱的なスタッフの皆さんによって素晴らしい映画になったと思います。この場を借りてあらためて御礼を申し上げたいと思います。4作目ともなると原作者の手を離れて飛び立っていったという感じです。女優さんは綺麗だし、国村さんは渋いし、監督さんは素晴らしくいうことないです。

 なお、『富江 最終章〜禁断の果実〜』は銀座シネパトスにて、ロードショー公開中。また、7月6日に開催される特別オールナイトではシリーズ全作の上映に加え、富江役の安藤希さん、安藤さんと『さくや 妖怪伝』で組んだ原口智生監督を迎えてのトークショーも開催予定だ。

□作品紹介
『富江 最終章〜禁断の果実〜』

□「ホラー談義 ワシズのいけにえ」
『さくや』の安藤希と『害虫』の宮崎あおいが演じる新たなトミエ。それは、『富江 最終章〜禁断の果実〜』

□スーパーレポート
マニア垂涎のトレカをゲットせよ!!『富江 最終章〜禁断の果実〜』前売り&イベント情報