無名都市「トーキョー」を舞台にした生と死の輪舞。昨年のP−1グランプリのチャンピオンをはじめ、“映画芸術ベスト10”“日本プロフェッショナル映画大賞”など国内の先鋭的な映画賞や、ロッテルダムなどの国際映画祭で高い評価を受けた瀬々敬久監督作品『トーキョー×エロティカ』の凱旋レイトショー公開が、6月15日よりスタートした。初日を迎えたユーロスペースには瀬々監督をはじめ出演者の多くが来場、舞台挨拶が行われた。

佐野和宏さん(ウサギ役)——友達誘ってまた観に来てください。よろしくお願いします。

川瀬陽太さん(シンイチ役)——韓国の映画祭に行かせてもらったんですよ。皆、エロチカ、エロチカと呼んでくれました。

佐藤幹雄さん(ハギオ役)——街はワールド・カップで盛り上がっていますが、サッカーよくわからない僕なんかはどう盛り上がっていいのかよくわからない今日この頃、そんな中わざわざ来てくださってありがとうございました。楽しんで帰ってください。

奈賀毬子さん(ミチ役)——1年前くらいに撮ったんで結構私も忘れているんですが、観た時の感想としてはすごくカッコいい仕上がりになっていて、映像とか役者さんの汗の感じとかよく出ていると思いますので、最後まで寝ずに楽しんでいってください。

伊藤猛さん(来生トシロウ役)——今度『ぴあ』で24・25・26日にPFFの方でピンク映画の特集をやっていただけます。25日夕方6時半からは“監督で観る瀬々敬久監督特集”をやりますが、この日はワールドカップ準決勝に当たっています。どうぞ皆さん宜しくお願いします。

石川裕一さん(ケンヂ役)——今日、来ていただいたお客さんはありがとうございます。一度ならずニ度・三度と来ていただけたらと思いますので、宜しくお願いします。

えりさん(アユミ役)——『トーキョー×エロティカ』のことはコメントできないんですけど、今日初日ということで来ていただけた方には是非覚えて帰っていただけたらと思います。

佐々木ユメカさん(ハルカ役)——今、イングランド戦をやっていて、もしかしたらお客さんがパラパラっとしか来てないんじゃないかとちょっと不安な気持ちで来たんですけど、なんとか沢山の人に来ていただいたんでお礼をいいたいと思います。ありがとうございます。楽しんでってください。

瀬々敬久監督——今回の作品は役者さんも素晴らしく、撮影も素晴らしく、音楽も素晴らしく、まぁ演出はいけてないですけど、何も考えずにただ単にぼーっと観ていただいたら幸いです。それと、この映画と同時期にとった『DOGSTAR』という映画が新宿のテアトルタイムズスクエアで来週中やっていますので、是非観に行ってください。同時期に撮ったんで、出演者の名前はめんどくさいんで同じハルカとつけときました。

なお、『トーキョー×エロティカ』はユーロスペースにて、連日寄る9時よりレイト・ロードショー公開中!。
(宮田晴夫)

□作品紹介
トーキョー×エロティカ