公開前からワールドカップ開催同様、いやひょっとしたらそれ以上かも?の加熱ブリを見せる“サッカーエンターテイメント”『少林サッカー』!その壮絶な神業プレイの数々は巷を噂となって駆け抜けて、劇場公開を首を長くして待つファンの声がそこここから聞こえてくる。そんなファンの声に応えて監督・脚本・主演を兼ねるチャウ・シンチーさんが、3月の記者会見に続き公開直前再来日を果たした。今回は、本作でヒロインを演じたヴィッキー・チャオさんを伴っての来日だ。5月23日の夜には、ロードショー劇場となる渋谷東急にて開催された本作のプレミア試写会に出席、MCの伊藤さとりさん、そして本作の日本語吹替え版でシンチーさんの吹替えを担当した山寺宏一からの紹介で登場すると、ファンからの大声援の中で舞台挨拶を行った。
 「ミナサン、コンバンワ、チャウ・シンチーデスッ!日本の舞台でこんなに多くの人たちの前に立つのは初めてなんで、緊張してるよ。是非皆さんに、この映画を楽しんでもらえればと思います。」と、とっとも緊張を感じさせないフランクな笑顔で挨拶したシンチーさん。監督・脚本・主演を兼ねた本作だが、自分として最もウェイトを置き時間がかかったのは脚本とのこと。また実際のサッカーの大ファンでもあり、ワールド・カップは日本と韓国で可能な限り観戦する予定だとか。「勿論、少林チームが出場してれば優勝間違いなしだけど(笑)」と笑いをとりつつ、中国と共に応援しているという日本チームにエールを。
 「ミナサン、コンバンワ。私は今回が初来日です。こんなに多くの方にお目にかかれて嬉しく思います。是非、映画を楽しんでください。そう、私の顔を覚えておいてね。映画の中は別の顔ですから(笑)」と、これから映画を初めて観る方には謎(笑)の挨拶をした、チャオさん。そう、彼女の描かれ方って同じくシンチーさんの主演の『食神』のカレン・モクをちょっと髣髴させる扱いなのだ。素顔は勿論、会場から溜息が聞こえてくるほどチャーミングだ。今回、監督であり共演者でもあったシンチーさんの印象は、「今は側にいるからあまり本当のことは言えないです、パート2も出来ると聞いてますしね(笑)。とても親しい友人ですし、素晴らしい監督で俳優です」。
 お二人の挨拶に続き、シンチーさんとは6年来のいいお友達(きっかけは、シンチーさんからのナンパ!)という、ビビアン・スーさんが駆けつけ、二人に花束をプレゼント。さらにその後、少林チームの強豪たち—ラム・“軽功”・チーチョンさん、チャン・“魔の手”・クォックァンさん、ティン・“鎧の肌”・カイマンさん—も登場!そこで、秘儀を披露…は流石にしなかったけど、ファンから熱い声援が送られた。

 なお、『少林サッカー』は渋谷東急他、全国松竹・東急系にて、6月1日よりロードショー公開!。また、5月25日(土)には先行オールナイトも開催され、渋谷東急での初回上映前には再びチャウ・シンチーさん、ヴィッキー・チャオさんが舞台に立つとのこと。生のお二人を見れるチャンス。ファンの方は、この機会を逃すな!
(宮田晴夫)

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チャウ・シンチー来日記者会見