『ビタミンF』『とんび』『その日のまえに』『流星ワゴン』など多数の著書が映像化される、ベストセラー作家・重松
清。教師と生徒の関係を描き続けてきた著者が、“特に教師濃度の高い作品集”と語る、短編集『せんせい。』所収「泣くな赤鬼」待望の映画化!6月14日(金)全国劇場公開。その高校教師は、陽に焼けた赤い顔と、鬼の熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた。甲子園出場を目指し、強豪チームを率いた黄金の時代から10年の月日が流れ、野球への情熱が衰えかけていたある日、かつての教え子・斎藤(愛称:ゴルゴ)と再会する。野球の素質を持ちながらも、挫折して高校を中退した生徒だった。しかし、立派な大人に成長したゴルゴは、病に侵され、命の期限が迫っていた。厳しさでしか教え子に向き合えなかったあの頃の後悔。赤鬼先生は、ゴルゴのために最後に何ができるのか―。

主人公“赤鬼先生”こと小渕隆を演じるのは、『とんび』に続く重松 清作品となる堤
真一。教え子・ゴルゴこと斎藤智之役に柳楽優弥。ゴルゴを献身的に支える妻・雪乃役に川栄李奈。さらに、麻生祐未、キムラ緑子、竜星
涼ら豪華キャストが集結。監督は、『キセキ-あの日のソビト-』で大ヒットを打ち出した、兼重 淳。

★3月23日(土)高崎映画祭にて特別先行上映&舞台挨拶を実施!
3月23日(土)~4月7日(日)の16日間、高崎市内の会場5カ所において、高崎市の春の風物詩、「第33回高崎映画祭」が開催されており、昨年国内外で上映された映画より、選りすぐりの作品が上映されている中、この映画祭の初日23日(土)に映画『泣くな赤鬼』の特別先行上映が開催され、上映後には兼重淳監督が登壇し、舞台挨拶が行われました。本映画祭で初めてお披露目となった本作。上映終了とともに鑑賞したお客さんからは割れんばかりの温かい拍手が送られました。兼重監督はお客さんに「本日は寒い中お越しいただき誠にありがとうございます。」と述べ、「私は群馬生まれですし、この高崎映画祭で、公開前に群馬の皆さんに見て頂けて嬉しく思っています。」と感謝の気持ちを述べました。また、会場のお客様からの質問にも答え、会場は大いに盛り上がりました。最後に兼重監督は「お世辞抜きでこの舞台に立つのが夢でした。公開3ヶ月前に一般のお客様では初めて観ていただいた形になるので、できればSNSで宣伝してもらえると嬉しいです!本日はありがとうございました。」と締めイベントは幕をとじました。

映画『泣くな赤鬼』高崎映画祭特別先行上映&舞台挨拶 概要
◆日程:3月23日(土)
◆場所:高崎電気館(群馬県高崎市柳川町31番地)
◆登壇者:兼重淳監督

◆兼重淳監督 コメント

■ご挨拶
客席でお客さんと一緒に観ていたんですけど、今日は寒いですよね?
そんな寒い中お越しいただき誠にありがとうございます。

■お客様に観ていただいての感想
光栄に思います。私は群馬生まれですし、この高崎映画祭で、公開前に群馬の皆さんに見て頂けて嬉しく思っています。ありがとうございました。

■撮影時を振り返って
群馬での撮影については、私の学生時代より、今の群馬県は高校野球のレベルが非常に高くなっていて、高校野球ものを撮るにはリアリティがあって非常にいいなと思っていました。
高校野球群馬大会決勝戦のシーンは、高崎城南球場で撮影させてもらいました。多数のエキストラの皆さんにもご協力頂き、良いシーンになりました。有難うございました!

■監督は野球をされていましたか?
全く何もしてないです(笑)でも今回は、野球チームを作るところから始めました。
現役時代に、東海大相模の投手や彦根東の選手だった俳優さんを始め、元高校球児でチームを作ってもらいました。

■撮影前に何か監督の中で準備されていたものはありますか?
高校野球予選大会をとにかくチェックしたり、高校野球の番組を見て、何に感動するのかの研究もしました。

■撮影中大変だったことは?
天気が一番大変でした。ご存知の通り、去年は台風がすごくて撮影期間中3つも来たんですよ。天候にあわせて、雨のシーンに変えることもありました。あとは、気温がとても高かくて、天気予報を見ないように現場へ行って、帰ると群馬県前橋市は最高気温が39度とニュースで知りました。熱中症に気を付けなくてはいけないので、充分な水分を用意し、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、そしてエキストラさん含め、体調管理には気を付けていました。

■客席からの「ゴルゴの最後のサインの意味を教えてください」という質問に対して
「あれはバント、犠牲打です。自分がアウトになっても仲間をひとつ進塁させるー、ゴルゴが赤鬼先生に、“死んでいく俺の夢を先生が叶えてくれよ”という想いを込めてあのバントのサインをするんです。」

■本日お越しの皆様に一言
お世辞抜きでこの舞台に立つのが夢でした。公開3ヶ月前に一般のお客様では初めて観ていただいた形になるので、できればSNSで宣伝してもらえると嬉しいです!本日はありがとうございました。

堤 真一 / 柳楽優弥
川栄李奈 竜星 涼 キムラ緑子 麻生祐未
原作:重松 清 『せんせい。』所収 「泣くな赤鬼」(新潮文庫刊)
監督:兼重 淳 脚本:上平 満 兼重 淳
主題歌: 竹原ピストル「おーい!おーい!!」(ビクターエンタテインメント)
配給:KADOKAWA 制作プロダクション:松竹撮影所 ©2019「泣くな赤鬼」製作委員会