“JFK の再来”と言われカリスマ性を放つ天才政治家でありながら政界の表舞台から姿を消したゲイリー・ハート役を演じたヒュー・ジャックマンが『LOGAN/ローガン』『グレイテスト・ショーマン』に続き3年連続来日、最新作『フロントランナー』の公開を直前に控え、ファンのためのスペシャル・ファンスクリーニング舞台挨拶に登壇しました。

■日程:1 月 22 日(火)18:30 ~ 18:50
■会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7(港区六本木 6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
■登壇者:ヒュー・ジャックマン ■MC:伊藤さとり ■通訳:鈴木小百合

主演最新作の公開を待ち望む多くのファンの期待が高まる中、満を持してヒュー・ジャックマンが客席側に登場!熱烈歓迎をみせるファンに握手を求められると笑顔で応え、ゆっくりと壇上へと向かった。ヒュー様の心温まる対応に劇場の空気は一気にヒートアップ!
過去作『ウルヴァリン』『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』各タイトルを挙げ、「観てくれた方はどれくらいますか?」と場内へ呼びかけ「この作品は(挙げた作品とは)だいぶ違う映画です!(笑)でもきっと気に入ると思います。この作品はある男というより、〝ある瞬間“を描いていてアメリカの政治やバックグラウンドを知らなくても楽しめる作品になっています。皆さんに観てもらって、色々なことを考えてほしいと思います。」と挨拶。


MCから 30 年前の実在の人物、ゲイリー・ハート役を演じる上で膨大なリサーチを重ねたという彼に苦労したことを尋ねると「(彼は)ここ 50 年で最も先見の明のあった人物だと思う。それと同時に“偉大な大領領になれなかった男”として名前が知られている人物でもあります。プライベートをとても守ろうとしていたし、コンプレックスも抱えておりとても複雑な人物、今まで演じてきた役柄とは大分違う役柄だったこと。監督のジェイソン・ライトマン、共演した他のキャストのおかげでこの役に取り組むことができました。」
スペシャル・ファンスクリーニングと銘打たれた今回のイベント。SNS で応募した「日本での思いは?」の質問には少し悩んでから息子と挑んだ富士山登頂のエピソードを披露。さらに 2019 年よりスタートした自身のワールド・ツアーで開催予定にない日本へぜひ来たいと思っていること、2020 年の東京オリンピックには仕事ではなく観客として楽しみたい、と親日家として知られるヒュー・ジャックマンの答えに会場に詰め掛けたファンからは期待と喜びの声が上がった。

続いて「ヒュー・ジャックマンさんの撮影時の失敗エピソードはあるのでしょうか?」という質問。MC が話終わるやいなや、「しょっちゅうです。毎日沢山沢山あって、まちがいだらけ。僕が出しているNGはカットされているから皆さんはいいところだけみているんです!」と親近感のあるコメントを。
最後に「もしもヒューさんが大統領になったら?」という質問には何か頼まれたらなんでもOKと言ってしまいそう、多分ひどいことになる・・・半年でその国は破産するでしょう、と答えつつも「私は約束します。でもその半年間は間違いなく皆さんは楽しく過ごせるでしょう!」と大統領候補さながらの、決意表明然としたコメントで会場を大いに沸かせていた。
さらに来場している観客への<サプライズプレゼント>としてヒュー自身による抽選会が行われ、幸運な5名が壇上へ上がり、ヒュー直筆ポスターを手渡された。登壇者ひとりひとりと自己紹介をし、やさしく声をかける姿にうらやむ声があがりつつも、会場全体があたたかな空気に包まれ舞台挨拶は終了した。

■監督: ジェイソン・ライトマン(『マイレージ、マイライフ』『ジュノ』)■脚本:マット・バイ&ジェイ・カーソン&ジェイソン・ライトマン
■原作:マット・バイ著「All the Truth is Out」 ■公式サイト URL:http://www.frontrunner-movie.jp
■キャスト:ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』『LOGAN/ローガン』)、ヴェラ・ファーミガ(『マイレージ、マイライフ』『トレイン・ミッション』)、J.K.シモンズ(『ラ・ラ・
ランド』『セッション』)、アルフレッド・モリーナ(『スパイダーマン2』)