この度、太賀が主演を務め、吉田羊と共演することで話題の『母さんがどんなに僕を嫌いでも』が全国公開中でございます。
親からも友達からも愛されたことがない青年が、壮絶な過去を乗り越えて、自分を拒絶してきた母の愛をつかみ取るまでの奇跡の実話『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。主人公・タイジを演じるのは、若手俳優のなかでも演技力の高さに定評のある太賀。タイジを心身ともに傷つけてしまう母・光子役には、実力と人気を兼ね備えた女優・吉田羊。タイジを支える友人役を森崎ウィン、白石隼也、秋月三佳が好演し、他にも木野花をはじめとした実力派俳優陣が脇を固めている。監督を『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』や連続ドラマ W「ダブル・ファンタジー」の御法川修が務め、主題歌「Seven Seas Journey」はゴスペラーズが本作の為に書き下ろした。原作者である歌川たいじが、実体験をもとに書き綴った原作コミックエッセイが反響を呼び、ついに映画化されるまでに至った。
11 月 17 日(土)に本作の公開記念舞台挨拶を開催。主演の太賀、吉田羊、森崎ウィン、小山春朋、御法川修監督が登壇し、遂に公開を迎えた本作への想いを語りました。

■日程:11 月 17 日(土)
■場所:新宿ピカデリー スクリーン 3 (新宿区新宿 3 丁目 15 番 15 号)
■登壇者:太賀、吉田羊、森 崎ウィン、小山春朋、御法川修監督

母親から拒絶され、愛されることなく育った青年が母親を大好きな気持ちを諦めることなく運命と向かい合い、やがて奇跡を引き起こした実話を元にした映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』が全国公開中でございます。本作の公開記念舞台挨拶が、11 月 17 日(土)に開催され、主人公タイジを演じた太賀、母親役の吉田羊、親友役の森崎ウィン、主人公の幼少期を演じた小山春朋、そして御法川監督が登壇いたしました。
原作者歌川たいじが自身の経験を綴った同名のコミックエッセイである本作。実話ということで演じる上や演出する上で気にかけた点や苦労した点について太賀は「やるからには生きてることが辛くて苦しくて泣いていたタイジが今日を懸命に生きている歌川たいじさんに繋がればいいなと思って演じました。」と語り、続いて、タイジの母親・光子役を演じた吉田は「撮影に入る前に光子という実在の人物を再現することから一回離れて彼女の未熟さを未熟なままとことん演じよう。そしてこの映画の叫びのようなものが伝わればいいなという覚悟で演じました。」と振り返りました。また、親友・キミツ役を演じた森崎は「僕の場合は撮影に入る前にキミツさんご本人とお会いする機会がなかったというのが逆に自分の中で自由にのびのびとできたんじゃないかと感じています。」と語り、御法川修監は「原作を読んで、悲しい現実を悲しいまま写し取るような映画にしたくない、人の人生は自分の力で循環させていくことができるということを見てくださる方に共有できたらいいなと祈りを込めて取り組みました。」と語りました。

太賀とは 10 年以上前からの知り合いである森崎は今回初めて共演した感想を聞かれ「変な意味じゃないんですけど、僕はすげぇ太賀が好きで(笑)こんなに素敵な役者が年齢関係なく身近にいて刺激もたくさんもらいました。」と振り返り、太賀も「キミツ役が森崎くんに決まったと聞いて、これは間違いない、イケるという確信がありましたし、芝居を通しても常に寄り添ってくれたことに支えられましたし、本当に感謝しています。」と語りました。また子供時代のタイジを熱演した小山は撮影中の思い出を聞かれ「木野さんとお話をしていると気持ちがほっこりして落ち着いて演技に取り組めました。待ち時間に絵本を読んでいただことも心に残っています。」と共演者でタイジを献身的に見守るばあちゃん役を演じた木野花との撮影エピソードを明かしました。息子と母のラブストーリーとも言える本作で息子役を演じた太賀は母役の吉田に「素晴らしい女優さんですし、生半可な気持ちでは向き合えないなと思っていました。いざ面と向かうと上手く喋れないし何を考えているのかわからなくて。でも実際にお芝居をしてみたらこれほど良い緊張感はなくて、羊さんとだったらどこまでも行けると思えるようなやりとりができた。」と撮影時には伝えられなかった想いを語り、さらにもう一人の息子役である小山は吉田へ宛てたラブレターを読み上げることに。「現場では僕のことを一生懸命考えてくれていました。羊さんが僕と本気で演技してくれて認めてくれている気がしてとても嬉しかったです。羊さんはとても優しい人だから本当は心がとても苦しかったと思います。
羊さんのおかげで僕は最後までタイジとして頑張れました。最後の日に抱きしめてくれたのがとても嬉しかったです。僕は羊さんのことが大好きです。」と撮影現場では伝えられなかった想いを明かした。思いがけない感動の手紙の内容に吉田は「撮影中は小山くんとは一切コミニュケーションを取らないようにしていたんですが、オールアップの日に”僕は羊さんに嫌われてると思ってました”って言ったんです。その瞬間に彼はこの小さい体で、この撮影期間を一生懸命耐えてきたんだなと思うと本当にありがたかったし、ごめんねという気持ちでぎゅっとハグをしたんです。
こんなに素敵な言葉をいただけて母も幸せです。」と涙を見せた。
イベント最後には吉田が「きっとみんな誰もが心を許せたり許してくれる人を大事にして、今度はそれを他の誰かに共有してあげられるきっかけになるそんな映画になれば良いなと思っています。」と語り、太賀は「タイジがいろんな人に支えられたように、この作品が皆さんにとって心に寄り添ってくれるものになると願っています。」とコメントし、公開記念舞台挨拶は終了となりました。


太賀 吉田羊 森崎ウィン 白石隼也 秋月三佳 小山春朋 斉藤陽一郎 おかやまはじめ 木野花
原作:歌川たいじ「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(KADOKAWA 刊)
主題歌:ゴスペラーズ「Seven Seas Journey」(キューンミュージック)監督:御法川修 脚本:大谷洋介
制作プロダクション:キュー・テック 配給・宣伝:REGENTS (C)2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会