スペインのミシュラン料理人が究極の食を求めて日本の名店を巡る美食ドキュメンタリー『世界が愛した料理人』が9月22日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開いたします。
本作の公開を記念し、9/19に、映画ソムリエ・東紗友美さんをゲストに迎えた「バスク料理&トークショー付き試写会」を執り行いましたのでご報告いたします。

『世界が愛した料理人』バスク料理&トークショー付き特別試写会
日程:9月19日(水)
場所:ENEKO Tokyo B1F (東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布)
ゲスト:東紗友美 (映画ソムリエ)

会場は、本作のメインキャストでスペイン・ミシュラン三ツ星シェフであるエネコ・アチャのプロデュース店「ENEKO Tokyo」。普通の映画で行う試写会とは一味違った異空間でのイベントをお客様も存分に楽しみ、皆さん会場の写真を撮ったり、和やかなムードでイベントはスタートした。
上映後に実施したトークで東さんは、本作に登場する料理人が語る「1日に1つ改善出来ることがあれば1年で365個も成長して高みに行ける」という言葉をお気に入りだと明かし、料理にまつわるドキュメンタリーの多くは「名言に出会う旅!」と表現。料理のドキュメンタリーを観て、気になる言葉をメモに残すとノートがいっぱいになることもあるのだとか。そして「一人の料理人にフォーカスをあてるようなドキュメンタリーも面白いけど、料理が土地に根付いていることを描いた映画ですよね」と本作を解説し、「土地にフォーカスしているところが他の映画と違って面白いですね!」と感想を述べた。そこで続けて語られたのは、その土地で生まれその土地で育つものを感じることの素晴らしさ。実は、東さんが趣味にしている映画ロケ地巡りも全く同じことだという。映画のストーリーを楽しむだけでなく、ロケ地を訪れることで登場人物がどんな生活を送ってきたのかを想像することが出来る。「ロケ地めぐりが趣味というとミーハーに思われがちだけどそれぞれの土地が生む価値観を感じるのが面白いんですよ」と話した。

この日、東さんのトークを聞きながら、お客様に提供された特別メニューは、ピクニック、海老 トマトのジュレ 生姜のグラニテ、子豚のフリット バジルのエマルション、イチゴ ヨーグルト バラと言ったモダンなバスク料理。バスケットケースに入った状態で提供されるピクニックについて東さんは「料理の美しさはもちろん、バスケットを開けた瞬間に飛び込んでくる色とりどりな可愛さはまるで飛び出す絵本のよう!写真だけでなく動画でおさえるといいかも!」と話し、その後はお客様に料理写真の撮影指南も。秋にぴったりなアートと食を楽しめるイベントとなりました。
映画『世界が愛した料理人』は9月22日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開です。