『HACHI 約束の犬』『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督の最新作&ドッグシリーズの集大成、けなげでかわいい犬を主人公に贈る、この秋一番の感動作『僕のワンダフル・ライフ』。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーの“最愛の人”は、命を救ってくれた少年イーサン。以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていくが、犬の寿命は人間よりうんと短い。ついにベイリーが旅立つ日がきてしまう― しかし、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すが、簡単にはイーサンは見つからない。50年かかってようやく3度目でイーサンと再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”に気付く―すべての人を笑顔に変える、犬と人間の極上のラブストーリーが遂に、昨日9月29日(金)に公開を迎え、只今大ヒット上映中!

本日、9月30日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて<公開記念舞台挨拶>を実施致しました。

◆日程:9月30日(土) ◆場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7
◆登壇者(敬称略):高木渉、梅原裕一郎、花澤香菜、寺崎裕香、大塚明夫
ゼウス(ゴールデン・レトリバー:宣伝“ワン”バサダー)

上映後の舞台挨拶ということで、感極まり涙を浮かべる来場者たちの盛大な拍手の中、登場したのは本作の日本語吹替え版にて声優を務めた高木渉さん、梅原裕一郎さん、花澤香菜さん、寺崎裕香さん、大塚明夫さんら豪華声優5名。
本作の主人公で飼い主への一途な想いから生まれ変わりを果たし4つの犬生を生きた<ベイリー>の心の声を担当した高木さんは「犬の吠える声というか、音が入っているので、なんとなく心の声といいながらも、それぞれの犬の声とマッチしているかな〜って自分なりには心配でしたね。一貫して魂の声みたいな感じでやれば、統一されていいかなって気持ちで演じました」とアフレコ時を振り返り、「やっぱりそれぞれの人間と犬の関係が出てくるんですけれど、犬との別れとか・・・本当に泣いちゃいますよね」と溢れる想いを口に。
梅原さん、寺崎さん、大塚さんら3人が演じたのは“イーサン”。「イーサンの3つの世代の中で<出会い><別れ><再会>(パートが)があるとしたら、私は出会いになるんです。純粋にまっすぐイーサンと遊ぶシーンが多かったなって思います。私自身、8歳の時に家でハスキー犬を飼っていたので、その時の暖かさだったり、上に乗られた時の重量感だったりを思い出しながら、思いっきりベイリーと遊ぶシーンを楽しみながら演じさせて頂きました」と幼少期(8歳)を演じた寺崎さん。「演じているうちに、今天国で元気かな?ってぶーちゃん(飼われていたハスキー犬/ブルー)を思い出しましたね。もしかしたら生まれ変わってるのかな?って希望を抱かせてくれました」と続けてコメント。
青年期(10代)を演じた梅原さんが「イーサンに限らず、10代って本当に一番人生が変わる時期だと思うんですけど、昔からそのまま持っていた明るい性格のイーサンと、とある事件があって殻に閉じこもってしまうイーサン。同じ年代ではあったんですけれど2種類のイーサンを演じさせて頂いたような感覚になるぐらい、最初と終わりでは全然違ったなっていう感覚がありましたね」と話すと、その梅原さんの姿を見て高木さんが「・・・かっこいいね、あなたは。ずっと横顔を見ていたんですよ(笑)声も素敵・・・」と思わず。少し照れた表情を見せながら、進学の為にイーサンとベイリーが別れるシーン、そして、イーサンがベイリーの最後を看取るシーンについて、梅原さんと高木さんが熱く語り、「ベイリーがイーサンに向かう想いが本当に健気で」と梅原さんは思いを巡らせます。
「退化している感じを出すのが大変でした。青春期の心の傷によって、ちょっとふてくされている感じを、喋りだけで出せないかなって考えましたね。出せてるかは疑問ですけれど・・・」と大人になったイーサンを担当した大塚さんが話すと、場内から大きな拍手で返事が。

イーサンの初恋の相手・ハンナ(10代)の声を務めた花澤さんが「彼女は天真爛漫で、笑顔がチャーミングで。将来のこととか自分なりに考えていて、イーサンとの関係もすごい先まで見ているんだなって分かって、結構しっかりしているんですよ」と語り、続けて「本当に素敵な女の子だなって思っていたんですけれど・・・(彼女を)フる人がね・・・あれをフルなんておかしな話ですよね?」と梅原さんに目線を向け笑いを誘う一幕も。すると「あの時は、仕方ないと思ってください・・・」と梅原さんがイーサンの心情を代弁。
それぞれが、アフレコ時を振り返った後、宣伝スタッフたちが気になった各吹替えキャストのトピックスをご紹介。寺崎さんはかつて一緒に時を過ごした愛犬・ブルーとの思い出を語り、この映画を観るまで完全に猫派だったと明かされた梅原さんは、「この作品に関わらせて頂いて、段々と犬ってこんなに可愛いいんだってことを知って。ワンちゃんと取材で一緒に撮影をしたりして、なんてかわいい生き物なんだと。猫に無いものを全て持っているなって感じたので、実は僕(犬派と猫派で)とても揺れているところなんですよ(笑)この映画を観たら、きっと犬派じゃない人もきっと犬が好きになるんじゃないかな思います」と本作の宣伝ワンバサダー・ゼウスくんとの触れ合いや本作を通じて芽生えた犬への愛情、魅力語りました。本作のオファーを受けた際に“かわいい犬に癒されたい”とコメントしていた高木さんは「犬を飼ったことがないんですけれど、犬が大好きなんです。この映画もそうですけれど、色々な動物が出てくるテレビとか映画を観ていて、犬っていいなって思っていて。犬が側にいるだけで、癒される。家に帰ってきて、犬が寄ってきて甘えらえれたりなんかしたら、癒されるんだろうなってそんな思いから(このコメント)を書いたんだと思います」とコメント。
実は動物アレルギーの花澤さん。「私が生まれた時に、父が母にプレゼントしたシーズーの女の子の犬がいたんですけれど、やがてくしゃみ・鼻水が止まらなくなってしまって・・・おじいちゃん・おばあちゃん家に預けていたんです。私が生まれた時から一緒にいたせいか、飼っているというよりも、私の“お姉ちゃん”みたいなそんな感覚で。私が怒られて泣いていたりすると、後ろからトテトテってやってきて、隣でじっとしている。すごく出来た子でした」と思い出を披露し、動物が好きなのに声優という職業柄、共に生活できないもどかしさを明かしました。
本作を観た後、“全大塚明夫が泣いた”とTwitterに投稿し、話題を呼んだ大塚さんは「台本を頂いた時に裏表紙に印刷された(ポスタービジュアル)の写真を見ただけで泣いてしまいました(笑)案の定、リハーサルをしてボロ泣き、本番でも泣きました。そして、仕上がった映画を観て泣いて。“もういいです”ってぐらい泣きました。そのぐらい“泣いた”ということをどう表現しようかと思って、この言葉をつぶやきました。決して嫌な涙ではなくて。悲しい、悲しいじゃなくて・・・嬉し涙に近いものがあって。話しているだけで泣きそうなんです。そんな素敵な涙が流せる映画だなと思います。辛い悲しいじゃないから、安心して涙を流して欲しいです。心のデトックスになりますよ!」と熱く魅力を語りました。


最後には、昨年Amazonプライムの心温まるCMで大人気者となったゴールデン・レトリバーで、本作の宣伝ワンバサダーとして活躍してきたゼウスくんが登場!「かわいい〜!」との会場から声が。特製のくす玉が登場し、登壇ゲスト&来場者たちの「頑張れ!」という暖かな声援の中、梅原さんが手にしたくす玉を、高木さんと一緒に見事に割りイベントは終了。
終始、声優たちが本作に乗せた暖かな想いと“犬”がもたらす笑顔が溢れ、映画の世界観をそのままに優しい雰囲気漂うイベントとなりました。全ての人を笑顔に変える、犬と人間の極上のラブストーリー『僕のワンダフル・ライフ』は大ヒット公開中。是非、劇場でお早目にお楽しみください。