7 月 1 日(土)に映画『身体を売ったらサヨウナラ』公開初日イベントが開催されました。
主演を務めた柴田千紘と原作者の鈴木涼美ほかキャスト陣が勢ぞろいし、本作の見どころについて大いに語りました。

『身体を売ったらサヨウナラ』は新聞記者でありながら元 AV 女優だった過去を暴露された実体験をつづった鈴木涼美の同名自伝小説の実写映画。ちょっとスリリングで、ともすればシリアスになりがちな主人公リョウコの波乱万丈な日々を、現在活躍中の AV 女優、AV 監督、スカウトマン達のインタビュー映像を交えて描く異色のドラマです。

【開催日】 7 月 1 日(土) 19:00~
【開催場所】新宿 K’s cinema
【登壇者】柴田千紘、冨手麻妙、五十嵐麻朝、鈴木涼美、内田英治監督
本日行われた初日舞台挨拶では上映前に主演の柴田千紘さんと原作者鈴木涼美さんのほか、冨手麻妙、五十嵐麻朝らキャスト陣と内田英治監督が登壇。

柴田は「朝から並んで頂き、12時には完売してしまったということで、本当にありがとうございます」と初日に集まった満員の客席に向け感謝の思いを述べた。冨手、五十嵐と続いて集まったお客様への感謝を述べると、鈴木は「以前勤めていたキャバクラのお客さんから、きょうの券が取れなかったって連絡が入っていて、本当に混んでいてよかったです」とコメントし客席に笑いを起こすと「エッセイを書いている当初は実写化なんて想像もしていなかった」と自著の実写化の喜びも語った。最後に内田監督は「土曜日にお集まりいただきありがとうございます。役者ともすごく久しぶり集まったので、面白い話をできればと思います」と集まったお客様への感謝とキャスト陣との再会を喜んだ。

「○○を見逃したらサヨウナラ」というトークテーマを振られると、柴田は「オープニングを見逃したらサヨウナラ」と述べ「最初を見逃すとストーリーがわかりにくくなるので。。。」と最初から最後までしっかり見届けて欲しいという思いを語った。つづいた冨手は「アドリブを見逃したらサヨウナラ」と見どころを取り上げ、「内田監督はアドリブが多いんです。だから、ここはアドリブかな?って気にしながら見てもらえると嬉しいです」と内田監督作ならではの楽しみ方を語った。五十嵐は「ソーセージを見逃したらサヨウナラ」と失笑を誘うと「下ネタじゃないです」と前置きをし、主演の柴田がアドリブ劇を繰り広げるきっかけであること説明し、冨手同様にアドリブ劇に注目してほしいと熱く語った。原作者の鈴木は「原作にも、映画にも登場するヒカルちゃんが本人にそっくりだから注目してください」と本人にばれてしまうことを気にしながら暴露した。最後に内田は「先生(鈴木涼美)を見逃したらサヨウナラ」というと、登壇人が「あー!」と納得の声を上げる。内田は続けて「ふつうはアドリブ劇をやらせると、うまく喋れなくなるんですが、先生(鈴木)は役者なみにうまかった」と原作者であり冒頭に出演している鈴木をべた褒め。鈴木は「服を着てカメラの前で撮ったのは初めてなので、ありがたい体験でした。」と彼女らしいコメントを述べると会場が笑いに包まれた。
最後に柴田は「良くも悪くも、何か感じることがあれば全部読みますから、ツイッターとかで拡散してください。
ぜひこの作品を大きくしていきたい。」と主演作のヒットを願い、大きな拍手の中舞台挨拶は終了した。