『E.T.』から34年。数々の名作、ヒット作で世界中を熱狂させてきたスティーブン・スピルバーグ監督とディズニーの夢のコラボレーションによって生まれた感動のファンタジー・アドベンチャー『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』!好奇心旺盛な少女ソフィーと“やさしい巨人”BFG、孤独だった二人が友情を超えた絆で結ばれ、世界に大きな変化と奇跡を起こす感動大作が、9月17日(土)より公開された。地球と同じくらいの年齢でもあるBFG(爺)にちなんで、9月19日敬老の日、TOHOシネマズ日本橋にて本田望結をゲストに迎え、「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」公開記念舞台挨拶が行われた。

MCの呼び込みで登壇したのは、先月末に行われたジャパン・プレミアで、初来日を果たしたオスカー俳優のマーク・ライランスから受け取った“夢”のバトンを届けるべく、BFGの代わりに夢の配達人として全国を巡るキャンペーンの旅に出ていた日本語吹替版でソフィー役を演じた女優の本田望結(12歳)。まるで”ドリーム・ツリー”の妖精かのような淡いピンクのサテンレースワンピース姿でキラキラした背景にも劣らないまぶしい笑顔で登場。まず、本作の公開を迎えて、家族や友達の周囲の反応を聞かれた本田は「声優さんをやりたいという夢、ディズニーさんの作品に出たいという夢が一気に2度も叶って幸せな気持ちです。フィギアスケートのお友達も観たよって言ってくれたり、織田信成さんも観てくださったみたいで凄く嬉しかったです。今日見ていただく皆さんにも幸せな時間になればいいなと思っています。」と明かした。MCと全国キャンペーンのトークセッションを繰り広げ、スクリーンには各地での夢の思い出写真が展開された。名古屋ではBFG衣装を着た名古屋のシンボル“ナナちゃん”、大阪では「すごい大好きな方だったので、お会いできて嬉しかった」という“なにわのBFG”オール阪神・巨人さんとの楽しかったイベントの模様を語った。オール巨人の手にオール阪神と本田が乗っている風に撮られた写真が映し出されると、見事なだまし絵に会場からは「おお!」と声が上がった。

そんな頑張る日本のソフィー、本田望結にお疲れ様の労いの気持ちと大ヒットを記念して大きな箱のサプライズプレゼントが用意された。目を丸くする本田の目の前にワゴンを運んできたのは、ケープを深々と被った長身細身な男性2人。本田もケープの中を覗き込んだりと思わず疑わしい表情を隠せない。すると、「全国キャンペーンお疲れ様でした。東京におかえりなさい。」と聞き覚えのある低音ボイスが会場に響き渡る。MCの誰の声か分かるかという質問に「みなさん、分かりますか?」と観客に問う本田。ケープを脱いで現れたのは、大きな耳に老けメイクで完成度の高いBFG衣装を身に纏った麒麟の川島明(37歳/179cm)と田村裕(37歳/180cm)。一人頑張る日本のソフィー・本田の真摯な夢配達人姿に心を打たれたお笑い界きっての高身長コンビ・麒麟は「日本のBFG」を引き受け、内緒で応援に駆け付けてくれたのだ。「 ビンボーと太い声の“キ〜リン”です!」とBGFの特徴でもある言い間違いを真似し川島が言えば、田村は、BFG愛用のドリーム・トランペットを吹き「日本の皆さんに“良い夢”を届けにきました!」とBFGになりきった。

そして、いよいよ気になる箱の中からあらわれたのはBFGとソフィーが描かれた巨大ケーキ。目を輝かせながら「すごいっ!大きいっ!!」とこの時ばかりは少し子供っぽくはしゃぐ本田に観客もつい頬が緩み、素敵なプレゼントとなった。

また、敬老の日ということで、お祝いの気持ちを込めて“BFG川柳”を考えてきた一行。一番手田村は「B:ビックリした F:二日続けて G:ギックリ腰」と「これマジなんですよ!立ってるのもしんどいです」嘆くと、対する川島は敬老の日にちなんで「B:ボディがやばい F:不安になったら G:グルコサミン」と笑いを誘った。最後に「B:(お)ばあちゃん F:二人で観てね(ハート) G:(お)じいちゃんと」とほっこりするBFG川柳を披露すると、「いいですねぇ。家族で楽しめる映画ですからね」と麒麟の2人も頭が上がらない様子だった。

最後に、これから映画を観る方への見所とメッセージを求められた本田が、「勇気や希望がたくさん詰まっている作品です。また明日から頑張ろうと思える映画です。ぜひ皆さん楽しんでください」と語り、さらに、会場に集まってくれたおじいさん、おばあさんとその家族の方々1人ずつに夢を詰めるドリーム・ジャーを丁寧に手渡しプレゼント。こうして、全国に夢を配達してきた日本のソフィー本田の集大成ともなる公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。