6月15日、7月2日公開映画『海すずめ』の完成披露プレミア上映会が、都内・ヤクルトホールにて行われ、主演の武田梨奈をはじめとする豪華キャスト及び監督、そして宇和島伊達家13代・伊達宗信当主が登壇いたしました。
舞台挨拶後半には、武田梨奈の誕生日を祝うサプライズが行われ、会場からの「おめでとう」の声に驚きと感動で目を潤ませた武田梨奈の姿が印象的な温かな完成披露となりました。

【日 時】 6月15日(水)
【場 所】ヤクルトホール
【登壇者】 武田梨奈、小林豊、佐生雪、目黒祐樹、吉行和子/大森研一監督/伊達宗信(宇和島伊達家13代当主)

≪完成披露プレミア上映会 舞台挨拶トークイベントレポート≫※敬称略

武田梨奈、誕生日サプライズで小林豊手作りのケーキに大満足!
会場の「おめでとう」に思わず、ウルッ!!

愛媛県の宇和島伊達400年祭を記念して製作された映画『海すずめ』の完成披露プレミア上映会が15日、東京・ヤクルトホールで開催され、主演の武田梨奈、共演の小林豊(BOYS AND MEN)、佐生雪、目黒祐樹、吉行和子、大森研一監督、宇和島伊達家13代当主・伊達宗信が舞台挨拶を行った。

図書館の自転車課に勤務する新人作家のヒロイン・赤松雀役の武田は「製作発表会見の時に“いい作品になるとしか思えない”と言ったけれど、素晴らしい脚本で、それを越えなければいけないというプレッシャーがあった」と緊張の面持ちで打ち明けると、すかさず小林からは「そんなの感じていました?」との疑問符が。立て続けに小林から「一日何食食べていましたか?」と聞かれた武田は「1日7食くらい食べていました……」と宇和島グルメに心を奪われていた姿を明かし「30分でも時間に空きがあると、“よし、食べに行くぞ!”という感じで」とケロリと答え、爆笑を誘った。

雀の同僚で元ロードレーサーの岡崎賢一役の小林は「岡崎は男らしい」と役柄を分析するも、自身は“女子力高い男子”などの異名を持つだけに「舞台上にいるこの僕は、スクリーン上にはいないと思ってくださいね」と自虐。それには大森監督も観客に向けて「皆さんが見た事のない豊ちゃんを見ていただければ」と保証していた。

自転車課のアルバイト・原田ハナ役の佐生は「(武田・小林とは)何がきっかけかわからないけれど急激に仲良くなった」と回想。それに“1日7食”武田は「食べ物じゃないかな?」と宇和島グルメを理由に挙げ、雀の祖父を演じた目黒も「宇和島は食べ物が美味しくて人がいい。この映画を成功させようとする応援体制が100%だった」と撮影を取り巻く環境に感謝。図書館の常連・三好トメ役の吉行は「瀬戸内海がとても綺麗で、楽しく撮影が出来ました」と振り返った。

宇和島伊達家13代当主・伊達は「400年祭は、今生きている人しか経験出来ないお祭り。その歴史的な年に映画が撮れた事は嬉しい」とシミジミ。本人役で出演もしており、小林は「街を一緒に歩いていたら“殿!”と呼ばれていて、凄い方と肩を並べて歩いているんだと足が震えた」と歴史的大物との共演に恐縮しきりだった。

また舞台挨拶中には、この日25歳の誕生日を迎えた武田のために、サプライズでバースデーケーキが登場した。しかも元パティシエ・小林の手による、美を意識した宇和島産“パールパウダー”入りの特製ケーキ。武田は、観客・キャストによるバースデーソング合唱に感極まった表情を浮かべながらケーキを口にし「ケーキ屋さんで食べるケーキよりも100倍美味しい!」と声を弾ませていた。