この度、本作の大ヒットを記念して、若くして町をとりまとめる大肝煎の千坂仲内役を演じた千葉雄大、そしてメガホンを取った中村義洋監督による大ヒット御礼スペシャルトークイベントを実施いたしました!盛大な拍手に包まれながら登壇すると、「千坂仲内(ちさか・ちゅうない)役の千葉雄大です。今日は大ヒット御礼ということで嬉しく思います。ざっくばらんにお話ししたいと思うので、よろしくお願いします」と挨拶。続いて中村監督も「仙台の先行公開から千葉くんと舞台挨拶して、どんどん千葉くんの挨拶が上達していると思っていたのですが、ちょっと間が空いたので元に戻っているかもしれないね」と冗談交じりに挨拶をすると「そんなことないです!(笑)」と素早いツッコミを見せ、二人の仲睦まじさが伝わる和やかなムードでトークショーがスタートしました。

まずは大ヒットを受け、今の率直な気持ちを尋ねられると、「たくさんの人に観ていただけたことは本当に嬉しいですし、(テレビの)バラエティ(番組)にもたくさん出させて頂いたのでありがたかったなと思います」(千葉)と答え、中村監督も「今日も二回目以上観てるという方、結構いるんですね。(観客動員数が)77万人と言っているけれど、もしかしたら30万人くらいかもしれない(笑)」と冗談を交えつつ、「ありがとうございます」と会場のお客さんに感謝の気持ちを述べました。そして本作でさまざまなプロモーションに出られたことに対し、最も印象に残ったことを聞かれた千葉は、「スタイリストさんに一番汗かいたねって言われたのはしゃべくり007。ズボンの汗がびっしょりだったよって言われました。」と告白。続けて「『あいつ今何してる?』という番組で高校の同級生がVTRに出てくれたんですけど、その同級生の結婚式があって再会したときに、みんなから『殿、観たよ!』って言われたので、すごく”地元熱”がアツイ映画だなと感じました」と述べながら、地元・宮城が舞台になったことに対し、周りの反響の大きさを振り返りました。

そしてトークイベントは一般のお客さんからの質問コーナーに。「千葉さんはこの作品のように、大願成就したいと思った時に”つつしみの掟“を作るとしたら何にしますか?」と尋ねられると、千葉が「監督はチキンカツサンドですよね?(笑)」と振り、それに対し監督も「肉だろうなあ。肉を食べないということになるんだろうねえ」と語ると、千葉も自身については「…お酒?(笑)お酒をやめろって言われたら生きていけないな。やめて大願成就するなら我慢しますけど」と答え、それぞれの”つつしみの掟”を告白しました。続いて、本作を鑑賞するのが今日で6回目だというお客さんから、「たくさん登場人物が出ていますが、自分があの時代にいて仲良くなりたいと思う人はいますか?」と尋ねられると、「…仲良くなりたい…ときさん?竹内さん!きっとあの居酒屋に通いたくなるだろうなあと思ったので。難しいですね。でも(自身が演じた)仲内はいやだな」と答えると、監督も「(仲内は)ぶれちゃう人だからね(笑)やっぱりきたろうさんじゃないですか?面白いですよ、やっぱり。一番ちょんまげが似合うんだよね」と答え、会場の笑いを誘う場面も。

また、女子高生からの「バイトをしているんですが、お金が貯められないんです。この映画では三億円を貯めてお金を貸していましたが、私は10万円も貯まらなくて…。」という悩みには、「最初の設定金額を低くして貯めると良いと思います。」(千葉)とアドバイスをする場面も。さらに「でも通帳ニ個作って、分けたりしても貯まらなくて…。洋服とかにも使っちゃうんです。」というお客さんの発言に対し、「じゃあ洋服を買うのをやめれば良いんじゃない?ずっと制服でいいじゃないですか。かわいいし、似合ってるから。…あれ?ホストみたいになってきた(笑)」(千葉)と、お客さんとコミカルなやり取りを見せ、会場を盛り上げました。さらに岩手県に住んでいるというお客さんからの「よく仙台に遊びに行ったりしていましたが、宮城県で一番ステキな場所はどこですか?」という質問には、「たくさんあるけど、撮影していた『みちのく湖畔公園』ですかね。すごく大きい公園なんですが自然に溢れているし、音楽フェスもあったりして、そこは好きでしたね。あと『彦いち』というお茶屋さん。オススメです」と語り、監督も「仙台は今が一番綺麗なんですよね。いるだけで十分気持ちいいです。最高ですよ」と、本作の舞台である宮城県の魅力について語りました。

 最後は「今日はありがとうございました!初めてご覧になった方も何回も観た方もいて本当に嬉しかったです。今日で千坂仲内として立つのは最後だと思うとさみしいですが、また監督とご一緒できるように、皆さんとまたこうやってお会い出来るに頑張りたいです」(千葉)と語り、続けて監督も「多くの方にこの話を伝えていただければ、この世の中も良い感じになるんじゃないかと思って映画を作りました。たくさんの人に観ていただけて、本当に嬉しいです。今日は本当にありがとうございました!」と挨拶し、トークイベントを締めくくりました。