人気漫画家・福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」を、『ソフトボーイ』、『森山中教習所』といった独特の世界観を構築し幅広いファンを獲得している豊島圭介監督が実写映画化した映画『ヒーローマニア-生活-』が5月7日(土)より全国公開となりました。この度、だめだめなフリーター役で初めてのコメディに挑戦した東出昌大さん、“若者殴り魔”の異名を持つサラリーマン役の片岡鶴太郎さん、豊島圭介監督、さらにスペシャルゲストとしてダチョウ倶楽部(肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵)の3人をお迎えし、公開記念トークイベントを開催致しました。東出さんと片岡さんの熱演について、ダチョウ倶楽部を交えたトークが繰り広げられ、誰もが知る伝統のネタ「熱々おでん」のオリジナルである鶴太郎さんとダチョウ倶楽部の夢の競演も実現!鶴太郎さんに「オレたちひょうきん族」以来、実に約四半世紀ぶりに元祖名人技をご披露頂きました。さらに、東出さんと豊島監督も「熱々おでん」ネタに巻き込まれるという思わぬ事態にも進展し、劇場中が終始笑いに包まれる大盛り上がりのイベントとなりました。

★『ヒーローマニア-生活-』大ヒット記念トークイベント レポート★
■日時:5月10日(火)
■場所:新宿バルト9 スクリーン8(新宿区新宿3丁目1−26 イーストビル 13F)
■登壇:東出昌大、片岡鶴太郎、豊島圭介監督
スペシャルゲスト:ダチョウ倶楽部 (肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵)

5月7日(土)に公開初日を迎え、若者を中心とする熱狂的なファンを獲得し話題を呼んでいる『ヒーローマニア-生活-』。
トークイベントの開始が近づくと本作の観賞を心待ちにしている観客の期待は最高潮となり、主演の東出昌大、片岡鶴太郎、豊島圭介監督は、割れんばかりの拍手に包まれ登壇しました。初のコメディで主演を務めた東出は「お集まりいただき有難うございます。今日はダチョウ倶楽部さんも来るので、皆さん楽しんでいってください」と、劇中で超キレキレのアクションを披露している片岡は「平日のお忙しい時間にお越しいただき有難うございます。還暦を超えてアクションをやるとは思っていなかったです。この作品を通して新たな道が切り開けたかと思います」とそれぞれ挨拶。本作の企画から公開に至るまで5年の歳月を費やしたという豊島監督は「今日はご来場有難うございます。5年前に企画を始めて、東出さんをはじめ素晴らしいキャストの方々に出演して頂くことになり、夢の企画が実現しました。こうして皆さんに観て頂けることが非常に楽しみです」と、熱い想いを語りました。

そして、アクションコメディ映画の本作をさらに盛り上げるべく、ダチョウ倶楽部の3人がスペシャルゲストとして迎えられ、観客とハイタッチや握手をしながら登場。リーダーの肥後が、“TURUSI-MA”のリーダー・中津を演じた東出について「彼はまさしくリーダーです!ダメなリーダーが一番良い、ダメダメからちょっと変わると、そのギャップに女子がキュンキュンする。たぶん東出さんは僕を意識して演じていたんだと思います(笑)」とコメントすると、東出も「ダチョウ倶楽部さんは、役作りの際に参考にさせて頂きました(笑)」と乗って返し、寺門は片岡のアクションについて「鶴さんは若い頃ボクシングをやられていたので、アクションのキレが違う。還暦を超えたアクション俳優としてやっていけるんじゃないか」と賞賛しました。褒められた片岡は、劇中で使用していたカナヅチを取り出し、その腕前を見せようと上島に一撃。冗談抜きで痛がる上島が怒って片岡に詰め寄り一触即発の雰囲気になるかと思いきや、最後にキスをして仲直りする一幕も。さらに、上島に対して難しい質問を投げかけるMCに対しても詰め寄りキスをし、会場一層沸かせました。イベント中盤では、“アクション”と“リアクション”は紙一重ということにちなみ、ダチョウ倶楽部のリアクションの歴史を振り返ることに。

【熱湯風呂】【逆バンジー】の解説に続き、スクリーンに【熱々おでん】の文字が映し出されると、舞台袖からなんと“熱々おでん”が登場。上島が「俺は絶対やらないからな!」と言い張ると、肥後が「わかった。じゃあ、俺やる!」と手を挙げ、寺門、片岡、豊島監督、東出も「じゃあ、俺やる!」とそれに続きます。それを見た上島が「じゃあ、俺やるよ!」と言うと、「どーぞ、どーぞ」と全員に手を向けられ、お馴染みのギャグで息の合った掛け合いを見せました。寺門に羽交い絞めにされた上島が“熱々おでん”の餌食になると、スクリーンが突然切り替わり、そこには片岡の過去の“熱々おでん”の写真が。片岡は、『オレたちひょうきん族』でビートたけしとのコントから生まれたネタというエピソードを明かすも、ネタの披露を求められると「これはもうダチョウ倶楽部さんに預けた芸ですから。申し訳ないですけど断らせて頂きます」と全力で拒否。すると、またもや肥後の「じゃあ、俺やる!」から「どーぞ、どーぞ」のギャグが繰り広げられ、羽交い絞めになった片岡は「せめて選ばせてくれ、しらたきなど濡れものはダメ。乾きものの卵で・・」と懇願。しかし「リアクション芸って、やるなってことをやるものなんですよ。大先輩に申し訳ない・・」と返され、濡れもので最も熱いとされる“しらたき”の餌食に。熱さで暴れて倒れこむリアクションの身のこなしのキレも抜群で、“熱々おでん”ネタ元祖の意地を見せつけました。これにはダチョウ倶楽部の3人も「勉強になりました」と深々と頭を下げ、ベテラン勢の熱過ぎるコメディ指南を目の当りにした東出も「こんなに笑った舞台挨拶は初めてです」とコメント。イベントの最後に上島の振りで豊島監督と一緒に“熱々おでん”ネタに巻き込まれることになった東出、「まさか、こんな舞台挨拶になるとは思いませんでした(笑)」と思わず本音を漏らすも、「でも、この映画もバカバカしくて僕は好きなんです。愛すべきバカたちが出てくる映画って近年あまり無いと思うので、何も考えずに観ていただき、観終わった後で明るい気持ちになって帰ってほしいです」と観客にメッセージを贈りました。体を張った演出に劇場は終始爆笑に包まれ、アクションコメディ映画である本作らしいトークイベントとなりました。
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