何世代にも渡って受け継がれてきた名作[シンドバッドの冒険]が、「世界名作劇場」シリーズ「未来少年コナン」など多くの名作を手掛けてきた日本アニメーションと『STAND BY ME ドラえもん』で日本中に感動をもたらした白組によりスクリーンに登場。親から子へ語り継がれて千年、褪せない冒険譚はいつの時代も本、映像などに形を変えて親子で語り継がれてきました。本作のキャラクターデザイン・総作画監督には『となりのトトロ』などスタジオジブリ作品をはじめ数多くの作品を手掛けてきた佐藤好春、脚本にはNHKの『山賊の娘ローニャ』を手掛けた川崎ヒロユキ、監督には『ドラえもん のび太の恐竜2006』を演出した宮下新平というファミリー映画の名手たちが集結しました。

1、2話ダイジェスト版+新作完結から成る、長編劇場映画が、ついに完成!
豪華キャスト陣からのメッセージ

①収録を終えての感想をお願いします。

●村中知さん(シンドバッド役)
ああ一つ冒険が終わった・・・と、達成感と寂しさが複雑に渦巻いています。回を重ねるごとにスタッフさんやキャストの皆さんとの息も合っていって、船乗りたちのファミリー感がお芝居にも生きてるんじゃないかな…なんて思ったり。こうして素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんに囲まれて作品に携われたこと、そしてそれを多くの方々に観ていただける事、大変光栄に思っています!

●田辺桃子さん(サナ役)
一番最初に思い浮かんだ言葉は「良かった〜」でした。(笑)今回で3度目のアフレコ収録で、成長した姿をみせたい!と思い臨んだのですが、なかなか一発でキメることができず、悩みました。スタッフさんやキャストの皆さんに迷惑ばかり掛けちゃいましたが、最後までサナをやり通したかったので、もがきながら無事完成することができました。支えてくださった方々に本当に感謝です。

●永澤菜教さん(アリ役)
日本アニメーション様の記念作品で、どんな環境もどんな出来事も前向きにとらえられる、生きる力にあふれたアリを演じさせていただいたこと、幸せでした。自分の意志で決めても、独りで進んでいるわけじゃない。3部作を通して、作品づくりという「バハル号」で、一緒に旅をしてきた仲間ができました。仲間や家族と助けあって支えあってきたこの旅を終えるのは寂しいです。また新たな旅立ちの日を楽しみにしています。

●宮澤正(ナジブ役)
「ナジブ」という役に出逢い、演じさせていただきましたが…昨年の5月、1本目の収録から幸せが増え、10月の2本目、そして今回の3本目で終わってしまうのが、とても寂しいです。しかし、この作品と出逢い、シンドバッドとサナと旅が出来たこと、素晴らしい体験でした。

●青山穣(ダール役)
こどものころにみんなが夢中で見ていた世界名作劇場シリーズ。その流れをくんだ劇場映画に出られたことが、ともかく、うれしくてうれしくてたまりませんでしたね!実をいうと、わたしの家では、今でも休日に家族で名作劇場のDVDを観ることがよくあるんです。するとやはりそれぞれに、お気に入りのエピソードというのが出来てきて、たとえば「母をたずねて三千里」だと、なんといっても「イタリアの星」の話だったり、「赤毛のアン」だと、ダイアナが間違ってブドウ酒を飲んでしまう話だったり、色々なんです。で、そうした古い作品を観ていていつも思うことはですね、自分が良いなと思ったものをこころを込めて創れば、何十年たっても、もしかしたら人に観てもらえるかもしれないという、なんというか、役者にとっての夢、希望のようなものなんですね。
今回のシンドバッドという作品、わたしたち、声を演じさせていただいた役者も、自分たちに出来る精いっぱいの力で、こころを込めて頑張ったつもりです。この映画を、親といっしょに観てくれたこどもたちが、将来大人になって、今度は自分のこどもとまた観てくれたら、こんなにうれしいことはないでしょうね!

●石田彰(ガリプ役)
シンドバッドが、サナが、その上ダールさえもが忌々しかったです。

●小原雅人(ハイサム役)
夢のある素敵な作品に参加出来た事、誇りに思います。普段は洋画の吹替えが多く、大作(アニメ)の3部作という事で、洋画と違う緊張感を味わう事が出来ました。鹿賀さん(船長)の右腕の副船長役。うれしかったぁー。

●野中藍(ミミ役)
「キキ———ッ!」って感じです!!歴史ある日本アニメーションさんの動物役を演じさせていただけて、とても光栄でした!!

●落合福嗣(水夫D)
ボクがプロダクションに入って、一番最初の仕事がこの「シンドバッド」だったので、とても思い入れが強い作品です。色々な先輩に囲まれてすごくドキドキしましたが、この作品に関わる事ができてとても幸せです!